2024年12月22日(日)

ビジネスパーソンのための「無理なく実践!食育講座」

2017年1月10日

 前回は「お酒の好きな人のための節酒法」というハードルの高い(笑)テーマにチャレンジした。お酒好きの人に「量を減らせ」といってもなかなか聞き入れないが、いっしょに食べる料理、いわゆるおつまみの種類や量を変えることなら「聞く耳を持つ」はずなので、今回のテーマは宴会時の食事法。

おつまみは高塩分・高カロリー

 基本的に「おつまみはカロリーか塩分(あるいはその両方)が多い」ことを肝に銘じておこう。料理は多種多様なので一概にはいえないのだが、一般的には「和風のおつまみは塩分が高く、洋風のおつまみはカロリーが高い」ことが多い。また、これも個人の好みなので、やはり一概にはいえないが「ウイスキーなどの強いお酒には高塩分のおつまみが合い、ビ-ルなどの弱いお酒には高カロリーのおつまみが合う」傾向にある。

 合う物(合いすぎる物)ばかりを選んでいると栄養的に偏ったり過剰摂取につながる。何よりも、アルコールが進む(進みすぎる)。酒のおつまみとはいえ、和風・洋風・中華風などをバランスよく頼みたい。お酒の種類とおつまみの相性(日本酒には和風料理、洋酒には洋風料理、中国酒には中国風料理等々)を重要視する人は、「飲み会」ごとに違う種類のお店(和風店、洋風店、中国風店等々)を選択するようにしよう。

加熱野菜料理を最初に頼む

 おつまみを頼む際に見るメニューは「野菜料理から先に見る」クセをつけよう。そして「加熱した野菜料理(できれば煮物か焼き物か蒸し物)」を最初に頼む。そのあとで好きな物を注文する。

 理由は、好きな物を最初に頼み、あとで(健康のことも考えて)野菜を頼もうとすると、頼み忘れることがあるから。加熱野菜系のおつまみを、最低一品は注文したいので、最初に選ぶ。また、一般的に早く頼んだ物は先に出てくることが多いので、野菜物を最初に食べることにつながるだろう。アルコールの吸収速度や血糖値の上昇速度を少し遅くするのに役立つ。


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