2024年4月27日(土)

ビジネススキルを活かして楽しむ脱力系子育てのススメ

2017年1月13日

「叱る」ことは「褒める」ことと同じ

 しかしやはり、人を育てるには「叱る」ことも大切だと私は考えています。

 「叱る」とは、改善を促すこと、同じ失敗を繰り返させないよう動機づけることです。

 自分では気づかない、気づいていても行動に移せない、頭では分かっているけれど行動したくない、そういった本人の停滞する状態を打開させる働きかけのことです。

 本人のことを認めていて、今のまま放置していてはいけないと考えるから、叱るのです。

 認めることもなく、関心もない人のことは誰も叱ったりしません。

 昔から、「叱られているうちが華」と言われるのは、そういうことですよね。

 つまり私は、褒めることと叱ることとは、根っこが同じで、状況によって表れ方が変わるだけだと思うのです。

 「認める」という根っこがあって、本人が上手く行ったと感じているその気持ちに共感した時は「褒める」し、本人が自分の伸びしろに気づかず停滞しそうな時は「叱る」、それだけの違いだと思うのです。

叱る時のコツも3つ

 相手のことを認め、理解しているからこそ、時に「叱る」ことも必要だ。

 このことを意識してさえいれば、叱る際に気を付けることはそれほど多くありません。

(1) 自分の感情を理解する
(2) なぜ叱られているのか相手が分かるように伝える
(3) 相手の考え方や立場への配慮を示す

 この3つを心掛ければ、まず失敗しません。

 特に大事なのが(1)です。


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