ブラジルの新大統領は「パンドラの箱」を開けてし…

ブラジルの新大統領に就任したジャイル・ボルソナロ氏。トランプ米大統領に似た毒舌や本音の言葉で人々の人気を集めるが、取り返しのつかない選択に踏み切る危険性をはらんでいる。

スリランカの政治危機の収束、中国の工作は続くか

スリランカ大統領の首相解任、対中傾斜だった元大統領の首相指名は、議会と最高裁の適切な判断により解任された首相の復帰で決着した。中国の工作が疑われるこの一件は、「自由で開かれたインド太平洋」への推進に、民主主義、法の支配の重要性を示した。

国境の壁建設と、トランプの本当の壁

今回のテーマは「トランプの『国境の壁』建設と政府閉鎖」です。2016年米大統領選挙でドナルド・トランプ大統領が掲げた「公約の中の公約」であるメキシコとの「国境の壁」建設実現に赤信号がともっています。トランプ大統領は、昨年の米中間選挙で下院…

「香港はめっちゃバカバカしいことばかり。でも絶…

香港雨傘運動の「女神」が語った中国への抵抗の決意

香港雨傘運動で中心的な役割を担い、「民主の女神」とも称される周庭（アグネス・チョウ）さん。J-POPや日本のアニメが大好きな彼女は、この年末年始を日本で過ごした。中国の圧力が強まり、存亡の危機に瀕していると言われる香港の民主。周庭さんはそ…

欧州の混乱とトランプの米国第一主義、世界は混迷…

世界秩序は米国と欧州が担ってきたが、トランプのアメリカ第一主義・欧州の移民問題の混乱が同時期に起こり、混迷の時代に入っている。日欧経戦後、日本が裨益してきた世界秩序を少しでも支えるようリーダーシップを発揮すべきだ。

安全運転をするとご褒美がもらえるアプリ

CES2019

心がけていても中々実践できないのが安全運転だが、もし自分の運転を見守り、安全運転をすることによりポイントがたまり特典と交換できるとしたらどうだろう。そのようなアプリを実際に作り出し、ドライバーに提供している企業がある。

「最安値2ドル」米国に上陸した欧州発格安長距離…

欧州で格安のバスサービスを提供するフリックスバスが、昨年5月からカリフォルニアを中心にサービスを開始した。ウーバーが中長距離をカバーするワンストップ交通アプリの一環としてフリックスと提携するなどと話題になった。現在はロサンゼルスーサンフラ…

2020米大統領選“台風の目”はベト・オルークか

トランプ再選を阻む民主党有力候補は誰か―ワシントン政界では年明けとともに早くも、2020年大統領選に誰が名乗りを上げるかをめぐり話題が広がりつつある。これまでに有名、無名含め30人近くの名前がうわさされる中で、もっとも注目したいのは、なん…

改革開放の「魔」に取り憑かれた男の破滅を描く中…

中国は、経済成長で豊かさを手に入れた。しかし、成長に追いつけない人々には、満たされない欲望の空洞が生まれた。映画人たちは、その空洞を、あの手この手で描きだす。本作でも、欲望の空洞に侵された男の破滅が描かれる。時代の変化に乗り遅れる者とそう…

年表でわかる米中の貿易摩擦の本質

日米中の経済関係年表を作成してみると、これまで自分なりに漠然と認識してきた日米中に総合関係並びに米中貿易戦争の本質がより明確に見えてきたようなので、みなさんと共有したいと思い、整理してみた。

「世界最悪の人道危機」イエメン内戦、停戦合意の…

イエメン内戦はサウジとイランの代理戦争であり、12月の国連仲介で和平が協議され、停戦合意が発表された。イランの支援側が大きい妥協を求められているが、米上院ではサウジへの軍事支援の停止の決議が起こされており、サウジ側へ圧力となるであろう。

「世界最悪の人道危機」の正体、魑魅魍魎のイエメ…

これまでに6万人が死亡し、840万人が飢餓の危機にさらされているイエメン戦争。「世界最悪の人道危機」(国連)と言われながら、サウジアラビアと同国を支配する武装組織フーシ派の戦いは今年も終結する見通しは小さい。戦争の裏側では傭兵や、過激派と…

【実録】ベトナム不動産投資は儲かるか？

いざ投資してみると、決して労せずして利益を手に入れられるものではないと思い知らされた。

懸念される「核をめぐる米ロの“新冷戦”の始まり」

トランプ政権のINF破棄の意図表明に対し、プーチン大統領はロシアは中距離核ミサイルを配備すると反発した。INFの対象ミサイルを持つ国は10か国あり、トランプ政権は軍備管理体制が無くなった状態が、世界の安全保障を不安定にすることを認識すべき…

北朝鮮は今年も外交攻勢か、金正恩「新年の辞」を…

2019年元日、朝鮮民主主義人民共和国の金正恩国務委員長による「新年の辞」が発表された。大きなサプライズはなかったものの、金正恩委員長が米朝交渉への意欲を示したことが注目される。

トランプの支持率が下がらない理由

2019年トランプ政権の行方

今回のテーマは「2019年トランプ政権の行方」です。ドナルド・トランプ米大統領は、就任から3年目を迎えます。この2年間で、地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」及び環太平洋経済連携協定（TPP）離脱、イスラエルの首都エルサレム移転など、…

苦悶の新年を迎えたトランプ・ホワイトハウス

就任3年目を迎えたトランプ政権の前には、年明け早々から次々に難題が待ち受けている。しかし、側近たちの人事含めこれらに対処するだけの十分な態勢がホワイトハウスで整わず、政権内には沈鬱なムードも漂い始めている。

もう“カモ”ではない、トランプの世界観、再び鮮…

トランプ米大統領が先の電撃的なイラク訪問で行った演説は中東政策ばかりか、同氏の描く世界戦略をあらためて鮮明にした。「米国はもはや(金をむしり取られる)“カモ(suckers)”ではない」。こう宣言した大統領の狙いはずばり、「軍事資源」の再…

米企業がレノボを提訴、ファーウェイ問題が招く「…

ファーウェイの一件に続き、中国を代表する大手ハイテク企業・レノボが提訴されたのは、偶然なのだろうか。

「日本人に感謝」の裏に潜むファーウェイ副会長の…

公開された日記に見る「論理破綻」

ファーウェイは12月21日、孟晩舟副会長の日記の一部を公開した。その内容は、ある日本人から孟氏に宛てられた手紙に触れ、「世にも本当の人情が存在する」と讃え、情に訴えるものだった。そこから垣間見えた孟副会長の本音とは――？