宿場の賑わいを伝える3年に1度の奇祭

静岡県島田市
2016年10月8日～10日

東海道23番目の宿場・島田宿。かつて江戸並みの賑わいを見せたこの地で、当時を体感できる祭が「島田大祭」だ。総勢4千人の行列の中でも、「大奴」は一番の見もの。

式年造替にあわせ、春日大社国宝殿が開館

奈良市春日野町・春日大社国宝殿
2016年10月1日～11月27日

世界遺産の春日大社宝物殿が、式年造替を機に国宝殿としてリニューアルし、開館記念展が行われる。テーマ別に分けられた展示を見た後は、カフェでひと息がおすすめ。

女性画家が描く母と子の日常風景

京都市左京区・京都国立近代美術館
2016年9月27日～12月4日

印象派の「母子像の画家」メアリー・カサット。母と子の日常の何気ない1シーンを切り取った絵は、愛情に溢れている。日本での35年ぶりの開催に期待が高まる。

灯りが照らす商家の町をそぞろ歩き

滋賀県近江八幡市
2016年9月17日～18日

豊臣秀次によって築かれた城下町・近江八幡市では、毎年9月には、約3500個の蠟燭(ろうそく)やLEDで灯りを点す。商家の佇まいを夜景で楽しむ絶好の機会だ。

泰平の世に生まれた江戸絵画が勢ぞろい

静岡市駿河区・静岡県立美術館
2016年9月17日～11月3日

250年も続いた江戸の太平の世。その時代に京都で活躍した絵師たちの作品を集めて展覧会が開催される。国宝・重要文化財も10点あまりあるので、是非観にいこう。

新たな表現に挑むトーマス・ルフの世界

東京都千代田区・東京国立近代美術館
2016年8月30日～11月13日

トーマス・ルフは、撮影以外にもあらゆる素材（日本のアニメなども）も使って画像作品を作りあげ、写真の新たな可能性を見せてくれる。ぜひ、その一端に触れよう。

絶景の吊り橋で打ち鳴らす太鼓の響き

奈良県十津川村・谷瀬の吊り橋周辺
2016年8月4日

日本一大きな村・十津川村の一番の観光スポット、谷瀬の吊り橋。毎年8月4日、高さ54メートル、長さ297メートルの橋の上で和太鼓を叩く「揺れ太鼓」が披露される。

詩情あふれる風景にみる東山絵画の魅力

福岡県太宰府市・九州国立博物館
2016年7月16日～8月28日

国民的日本画家・東山魁夷の作品たちが九州に上陸する。中でも最高傑作の唐招提寺御影堂の障壁画は、ここ数年公開されてないため、この機会に是非とも見ておきたい。

七夕伝説の地で短冊に願いを込めて

大阪府交野市・機物神社
2016年7月6日～7日

七夕伝説発祥の地といわれる神社は、祭神として織姫を祭っている。この神社では社伝に基づいて七夕祭りを行う。願い事が本当に叶いそうだ。

縄文時代から現代まで妖怪作品が大集合

東京都墨田区・東京都江戸東京博物館
2016年7月5日～8月28日

約4000年にわたる妖怪のイメージの変遷－－縄文時代の土偶から「妖怪ウォッチ」まで、異界のものへの畏怖をじっくり体感できる展覧会が開かれる。真夏の涼にいかが？

超現実が織り成すダリの世界へ

京都市左京区・京都市美術館
2016年7月1日～9月4日

10年振りに日本でサルバトール・ダリの回顧展が開かれる。国内所蔵品に加え、スペインやアメリカにある作品200点が展示されるので、創作活動の軌跡を辿ってみよう。

西洋文明のあけぼの　 古代ギリシャの世界へ

東京都台東区・東京国立博物館 平成館
2016年6月21日～9月19日

西洋文化の原点を紹介するため、新石器時代からローマ時代まで、壮大なスケールの展示会が開催される。ギリシャ国内の博物館から300点もの所蔵物が集められた。

宿場町を山車が行き交う東海一の祇園祭

吉原祇園祭
2016年6月11日～12日

旧東海道14番目の宿場町で、夏の訪れを告げるお祭りが開かれる。21台の山車の引き回しによる迫力満点の競い合いは、最大の見所だ。

妖しさを秘めた上方美人画の魅力

京都市左京区・泉屋博古館
2016年5月28日～7月24日

住友家15代当主の約3000点のコレクションから、近代の大阪で活躍した画家の展覧会が開催される。上方独特の妖艶な美人が堪能できるので見逃せない。

あでやかな衣装で踊る　男子が主役の祭り

賀県竜王町の「ケンケト祭」は、11歳から20歳の男子が、刀（なぎなた）を手にして踊る「仕舞振り」が見ものだ。そのアクロバットさは男子が主役ならではのもの。

工芸品に見る近代大阪職人の技

欧米のコレクターから称賛されものの、国内ではあまり紹介される機会がない近代大阪職人の工芸品。植物や無視まで精密に表現された品は目をみはるばかりだ。

戦乱の世を生きた真田信繁の実像とは

今年の大河ドラマと連動して、真田信繁にフォーカスした展覧会が開かれる。信繁の生涯を年代ごとに振り返られる上、合戦図や後世の錦絵も展示されるのが興味深い。

初期から晩年まで　若冲の傑作が勢ぞろい

東京都台東区・東京都美術館
2016年4月22日～5月24日

伊藤若冲の生誕300年を記念して、大回顧展が開催される。10年かけて描いた「釈迦三尊像」3幅など、代表作を一挙に鑑賞できる機会なので、ぜひ足を運びたい。

禅宗にまつわる寺宝が一堂に

京都国立博物館 平成知新館
2016年4月12日～5月22日

禅宗に関する書画や工芸品を、その歴史にそって紹介する展覧会が開催される。戦国武将と深く関わった禅僧にまつわる展示もあり、日本と禅の関係に理解が深まる。

桜の名所を駆ける流鏑馬神事

島根県津和野町・鷲原八幡宮
2016年4月10日

毎年4月、日本最古の馬場で流鏑馬が催される。疾走する馬上から立て続けに矢を放ち、50センチ四方の的を見事に射抜く神事を、桜が舞う中で楽しもう。