田部康喜のTV読本
大きな転換期にさしかかっているテレビ界。スマートフォンなどの登場によって、映像コンテンツの価値はより高まっている。今、観るべきドキュメンタリー番組やドラマを、記事を読んだ方がを見なくても語れるようになる記事を提供する。
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舞台の下町大家族は懐古趣味ではない
2013/11/06 田部康喜テレビは「今」を描くメディアであり、そうであってこそ人々の心を打つ。「東京バンドワゴン」が描く大家族は、過去形ではなく、現在である。
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2013/10/16 田部康喜
深夜のドラマは、あまり調子が高くないほうがいい。夜の闇に包まれて、視聴者の感性がささやかな映像と音にも敏感に反応するからだ。
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「あまちゃん」の物語の先に見えるニッポンとは
2013/10/02 田部康喜最終回を迎えたNHK「あまちゃん」、そして2本の震災スペシャル番組。震災後の世界を歩み始めた我々に伝えたいことは…
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マーケティングでヒットは生まれない
2013/09/18 田部康喜サラリーパーソンのドラマは、企業社会の「いま」を撃ってこそ、視聴者のこころをつかむ。「ショムニ」に欠けていたものは…
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映画の森繁、淡島しのぐテレビドラマの魅力
2013/09/04 田部康喜NHK土曜ドラマ「夫婦善哉」。戦前ばかりか戦後も知らない若いふたりの俳優を配し、名画に挑戦している。
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2013/08/21 田部康喜
時空を超えて事件が展開するドラマの新しい挑戦は、主演のふたりの美しいヒロインが、愛おしさと哀しみを演じて、記憶に残る傑作となった。
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2013/08/07 田部康喜
「幸せな家族は一様であるが、不幸な家族はそれぞれである」―。「アンナカレーニナ」の一節を思い起こす、「Woman」が描く家族とは…
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「あまちゃん」の副駅長役・荒川良々も好演
2013/07/10 田部康喜「地域発ドラマ」が復活を遂げつつある。過去にも数多くの受賞作品があり、その水準の高さがうかがわれる。地域でドラマをつくる意味とは…
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2013/06/26 田部康喜
NHKスペシャルのシリーズ「未解決事件」。「尼崎死体遺棄事件」を追った、ドキュメンタリーと再現ドラマが織りなす重厚な調査報道。
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綾野剛と新垣結衣の恋愛だけが見どころではない
2013/06/12 田部康喜「空飛ぶ広報室」は本格的な社会派ドラマである。そして社会派ドラマの成否は、登場人物に視聴者がいかに感情移入できるかにかかっている。
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2013/05/29 田部康喜
フジテレビの人気ドラマ「ガリレオ」で刑事を演じる吉高由里子。第6話に犯人役で登場した夏川結衣の過去の映像が、フラッシュバックする。
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2013/04/10 田部康喜
時代劇の魅力は落語に似て、江戸という時代設定のなかで人とひととの人情の機微が映し出されるところにある。NHK BS「大岡越前」では…
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フジテレビ反転攻勢のキーは見えたが…
2013/03/27 田部康喜制作発表時から賛否両論あった月9ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」。筆者が感じた、ドラマ化でそこなわれた原作の魅力とは。
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2013/03/13 田部康喜
事実を掘り起こしたうえで、実験装置を組み立て、シュミュレーションを行う――。震災から2年。問われるジャーナリズムの役割とは…
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NHKよる☆ドラ「書店員ミチルの身の上話」
2013/02/27 田部康喜NHKよる☆ドラで、宝くじ1等2億円が当たった平凡な女性を好演する戸田恵梨香。クライマックスを迎えるサスペンスドラマの行方は…
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「経済ドラマ」の新しい地平線を切り拓いたか
2013/02/13 田部康喜NHKで3週に亘り放映された経済ドラマ「メイドインジャパン」。ジャーナリズムとフィクションが重なり合うところに、限りない領域がある。
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NHKドラマ10「いつか陽のあたる場所で」
2013/01/30 田部康喜上戸彩。数々のCMに登場し、テレビドラマと映画の間を行き来する女優が、脱皮して新たな相貌をみせる瞬間を楽しみにしている。
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