警官が黒人を射殺する理由、アメリカ社会の欺瞞を…

黒人を虐げてきたアメリカの歴史に対する怨嗟、消えてなくならない黒人差別から目を背けるアメリカ社会に対する怒りに満ちた書だ。

「日本通」王毅外相が豹変した訳

就任3年半で初来日、対日強硬派は東京で何を語ったか

「豹変」の裏には、習近平政権の「外交失点」に伴い国際的孤立がこのまま続けば、杭州G20（20カ国・地域）に影響を及ぼしかねない、という危機感があった。

南シナ海で中国に対抗へ鍵を握る3国

インドネシア、マレーシア、フィリピンがスールー海、セレベス海で共同パトロールを実施するとの構想は、実現できれば極めて有益だ。

民主主義を破壊するエルドアンの復讐

トルコの人々は、選挙で選ばれた強権的指導者を選んだ。エルドアン大統領は人々が命を賭して護った民主主義を破壊し始めた。

いずれ跳ね返ってくるトルコ強権政治の報い

トルコではクーデター未遂事件から1カ月強が経過。エルドアン大統領は、背後にいるとするギュレン派の一掃を狙い非常事態を宣言した。今後のトルコはどうなっていくのか。

勝負あり！　迷走をはじめたトランプ陣営

現地リポート（3）

「両親は共和党支持者です。両親はトランプには投票しないと言っています。軍人の遺族を攻撃するのは共和党の価値観ではないとトランプを批判しています」

クルド人切り捨てでIS壊滅停滞、トルコ軍越境で…

クルド人にISとの戦いを依存してきた米国は越境攻撃をしたトルコを支持、クルド人の事実上の“切り捨て”を鮮明にした。

イチローと比較されるべき本当の打者

ピート・ローズではなく、ロッド・カル―

大リーグの最多安打記録保持者ピート・ローズ氏の4256本をイチローが日米合算で抜いたことから、二人の比較で周囲は騒がしくなったが……。

安倍首相の「G20荒らし」を恐れる中国

「対日友好姿勢」の真意

23日、24日に開かれた日中韓外相会談において、中国の王毅外相は精力的な対日外交を展開し、意外なほど「柔軟な対日姿勢」を示した。その背景にあるのは…

無秩序化する世界

国際システムの破損を許すな

トランプの出現、トルコのクーデター、中国の仲裁裁判所の判決拒否、規範に基づく国際システムの破損が見られる。

日本に１０億円寄付した台湾経済界の風雲児を偲ぶ

エバーグリーン創設者・張栄発氏の生き様と年々減少する「日本語世代」

東日本大震災後、被災地にすぐに義援金や避難物資を届けてくれた台湾の張栄発氏が、今年1月に亡くなった。台湾の「日本語世代」を紐解きながら、氏を偲びたい。

ハーグ判決が高めたアジアの戦争危機

ハーグ判決はアジアの海洋の支配のための闘争を解決しなかった。代わりにそれを悪化させ、戦争の危険を増大させた。

民主主義とほら吹きとの戦い

FT副編集長が警鐘鳴らす。西側政府のエリートが国民の怒りに耳を傾けなければ、民主主義国家と開けた協力的な世界を共存させようとする努力は挫折する。

フィリピン新政権、“超法規的殺人”でも高支持率…

ドゥテルテ政権発足直後の世論調査の信任率は91％に達した。その後政権は麻薬密売撲滅の旗の下、超法規的殺人を行っているが、それでも支持率は未だ高い。

米大統領選から考える表現の自由

クリントン陣営のトレーニング（2）

クリントン陣営には、戸別訪問（キャンバシング）のベスト・プラクティス（最高のやり方）に関する台本が存在している。

EUは欧州合衆国を目指すな

EUは欧州合衆国を目指すよりも、より柔軟性のある連合になるべきで、他の地域での統合の動きに模範を示すべきだ。

南シナ海問題で台湾を抱き込みたい中国

中国としてはと「共闘」を探るが、蔡政権としては、あくまでも「太平島」の主権問題は、9段線とは別という対応をしている。

弊害も生み出す中国国有企業改革の実相

中国国有企業の過剰生産能力が問題視される中、企業合併による合理化が進められている。しかし国有企業の合併によっては、弊害が生み出される可能性もある。

タックスヘイブンは風前の灯火か？

パナマ文書問題が発覚して以降、タクスヘイブンで稼いでいた小国の生き方が注目されている。欧州ではアンドラとリヒテンシュタイン、サンマリノ、モナコなどだ。

韓国のミサイル配備が中国に与える打撃

中国がすべきことは北朝鮮支持を再考することだ。金正恩体制は米を懸念させてはいるが、中国の目的であるアジアでの米の能力と同盟の弱体化にはなっていない。