「外交・安全保障」の最新記事一覧
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2021/12/22 秋元諭宏
米中間選挙の〝前哨戦〟と称されたバージニア州知事選で厳しい結果を突き付けられたバイデン政権。米国内が混沌とした今だからこそ、同盟国・日本の果たす役割が問われる。
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2021/12/08 辰巳由紀
米国は、北京冬季五輪・パラリンピックに米政府から誰も出席しない「外交的ボイコット」を発表した。バーチャルとはいえ、初の米中首脳会談が行われてから1カ月も経たないうちに、米政府が踏み切ったことで、米中の緊張関係が続くことは確実になった。
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日本はどう対抗すべきか
2021/11/04 小谷哲男10月下旬、日本海で合同演習を行った中国海軍とロシア海軍の艦艇合計10隻が合同巡航で初めて日本を周航した。近年深まっている中露の軍事協力の実態をふまえれば、これからも繰り返されていくであろう。日本が取るべき対応について考察する。
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2021/10/28 辰巳由紀
政権発足後、1年もたたないうちに、米バイデン政権が、早くも苦境に陥っている。1月に国民の融和と団結を訴えて発足したバイデン政権。なぜ、政権発足後1年足らずでこのような状況になってしまったのか。
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アフガン戦争の終結(後編)
2021/09/21 小谷哲男バイデン政権は、中国との戦略的競争に本腰を入れるため、インド太平洋地域を重視する姿勢を示しているが、アフガン戦争の終結によってこれを実現することができるのであろうか。
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アフガン戦争の終結(前編)
2021/09/14 小谷哲男米軍アフガニスタン撤退によるカブール陥落は米外交史上最大の汚点として記憶されるかもしれない。バイデンは半世紀近くアメリカ外交に深く関わってきたいわば「外交のプロ」。なぜ、惨めな形でアフガン戦争を終結させることになったのであろうか。
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「極超音速兵器」への対応、「ブースト・フェイズ迎撃」の現状と課題
2019/02/01 村野 将1月17日、トランプ大統領は自ら国防省に赴き、ペンス副大統領、シャナハン国防長官代行らとともに、「ミサイル防衛見直し」の発表を行った。この文書は2018年春頃に公表される見通しであったが、1年近く発表が遅れた。
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新たな防衛大綱の評価と課題(後編)
2019/01/18 村野 将30大綱には、宇宙・サイバー・電磁波領域の重視や、IAMD概念の導入、弾薬・燃料取得の強調など評価すべき事項が多く含まれている。他方で、中国に対する「競争戦略」や「コスト賦課」の観点が突き詰められているとは言い切れず、課題も残されている。
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新たな防衛大綱の評価と課題(前編)
2019/01/17 村野 将2018年12月18日、政府は新たな「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」を閣議決定した。発表に際して特にメディアの注目を集めたのが、いずも型護衛艦の改修およびF-35Bの導入に絡む、いわゆる「空母化」問題であった。しかし、護衛艦や戦…
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民主党も難しいかじ取りを迫られる
2018/11/12 辰巳由紀11月6日、アメリカでは中間選挙が行われた。次の大統領選挙の結果が現在の政権にとっての「期末試験」だとすると、中間選挙はさながら「中間試験」のような意味を持つと言えるだろう。そのような視点で今回の中間選挙の結果を見ると、選挙結果をどのよう…
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中距離核戦力全廃条約の経緯とその問題、アジア太平洋地域への影響は?(後編)
2018/10/24 村野 将INF条約をめぐる問題は、日本を取り巻く安全保障環境を議論する上で無視できない複雑な問題となっている。そこで、INF条約の破棄が日本の安全保障にいかなる波及的影響を与えるかを様々な論点から検討する。
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中距離核戦力全廃条約の経緯とその問題、アジア太平洋地域への影響は?(前編)
2018/10/22 村野 将10月19日、ニューヨーク・タイムズ紙は、トランプ政権がロシアとの間で締結している中距離核戦力全廃条約の破棄を検討していると報じ、20日には、トランプ大統領自ら条約を破棄する考えであることを明らかにした。前編ではINF条約の経緯と米国の安…
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核・ミサイル能力に影響なし、さらなる向上の可能性も
2018/09/28 村野 将9月19日、韓国の文在寅大統領と、北朝鮮の金正恩委員長との間で3回目となる南北首脳会談が平壌で行われ、その成果をまとめた「平壌共同宣言」が発表された。共同宣言は、南北関係の改善に関する項目が多くを占めているが、非核化に関連する(と彼らが主…
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極東における米軍プレゼンスの将来と日本の役割(3)
2018/07/19 村野 将在韓米軍の縮小・撤退がいかなる形で行われるとしても、それは段階的に行われると考えるのが現実的だ。日本にとっての最悪のシナリオである「中国の影響下に置かれた、核付きの統一朝鮮の誕生」まで状況が悪化するには、十年単位の時間を要するはずであり、…
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極東における米軍プレゼンスの将来と日本の役割(2)
2018/07/18 村野 将今後の朝鮮半島をめぐる情勢はどのような方向に進む可能性があるか――。複数のシナリオを検討し、その上で日本が取り組むべき課題について考えてみたい。
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極東における米軍プレゼンスの将来と日本の役割(1)
2018/07/17 村野 将朝鮮半島をめぐる安全保障情勢は大きな変動の最中にある。米朝韓のいずれも個性の強い政治的指導力の下で行われる外交を前に、「日本は蚊帳の外にある」との議論も聞かれた。しかし、日本が問題解決に関与できる余地の大きさと、その問題が日本に与える影響…
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「能力」を司る戦力構成を読み解く
2018/03/02 村野 将米国の核戦略のうち、その「意図」を示す宣言政策に関する記述を前編で見てきたが、NPRにおいてより重要度が高いのは、米国の「能力」を司る戦力構成とそれを支える核関連インフラに関する記述である。
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「意図」を示す宣言政策を読み解く
2018/03/01 村野 将2018年2月2日、トランプ政権は米国の核戦略や核戦力態勢を定める文書Nuclear Posture Review(NPR)を8年ぶりに公表した。NPR本文を改めて読み解き、従来のNPRからの継続性と変化の双方の面から、日本の安全保障に与…
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2018/01/12 小谷哲男
1月11日午前、中国海軍のものとみられる潜没潜水艦と中国海軍フリゲートが、尖閣諸島周辺の日本の接続水域に入域し、同日午後同海域から離れた。昨年から両国は関係改善に向けた努力を続けているにもかかわらず、その動きに水を差すような行動をなぜ中国…
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