中島恵の「中国最新トレンド事情」

2018年7月3日

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中島恵 (なかじま・けい)

ジャーナリスト

1967年山梨県生まれ。新聞記者を経てフリージャーナリスト。主な著書に『中国人エリートは日本人をこう見る』『中国人の誤解 日本人の誤解』(ともに日本経済新聞出版社)、『爆買い後、彼らはどこに向かうのか?』(プレジデント社)、『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』『中国人エリートは日本をめざす』(ともに中央公論新社)、『なぜ中国人は財布を持たないのか』(日本経済新聞出版社)、『中国人富裕層はなぜ「日本の老舗」が好きなのか』(プレジデント社)『日本の「中国人」社会』(日本経済新聞出版社)などがある。

―ーなるほど。中国では「整理師」というのですね。その後、中国国内でも講座を開くようになったのですか?

澤氏:はい。中国整理師協会からご依頼をいただき、海外事業部の長谷川敦子氏、丸山としこ氏らが中心となって、今年1月に広東省珠海で、6月に上海で整理収納アドバイザー2級の講座を初めて行いました。

中国整理師協会の講座

 日本では通常、朝から夕方までの1日講座なのですが、中国では通訳を挟みますので、1日半の講座にしました。2級は実用的な講座ではなく、概念について学ぶ講座で、自分のスキルアップを目指す方が主に受講します。受講すれば、ほぼどなたでも、ハウスキーピング協会の資格を取得することができます。中国の講座では、中国にはあまりないもの(下駄箱など)などの説明を省き、中国人向けに少しアレンジしました。

 また、中国の同協会とは別に、北京では富裕層のある会員制クラブの方々に向けて、2級の講座内容をアレンジした教養講座も実施しました。こちらも大変好評で、富裕層の方々も、自宅の整理収納に興味を持っていることがよくわかりました。

―ー中国整理師協会の講座では、どのような人々が、どれくらい集まったのでしょうか?

澤氏:珠海と上海の講座合わせて100人超くらいです。日本では30~40代の女性が中心ですが、中国では20~30代の若い女性が中心でした。会場はホテルの会議室などを使い、協会のほうで受講者を募集したところ、すぐに集まったとのこと。参加者はすでに中国で整理師として仕事をしている方、企業に勤務している方、整理収納に興味のある方など。

 日本では2級の講座の受講料は2万3100円なのですが、中国では3999元~4800元(約6万6000円~約7万9000円、申し込み時期により金額は変動)と、日本の3倍以上もする金額なのです。それでも多くの方が興味を持って参加してくださいました。日本からプロのコンサルタントが講演に行くということも付加価値として、魅力に感じて下さったのだと思います。今年9月にも、中国で2級の講座を開催する予定ですが、今後、1級の講座を受験したいという方も中国で出てくるだろうと思います。1級はプロ資格で、講師になる資格として、また別に「認定講師資格講座」があります。

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