WEDGE REPORT

2019年11月17日

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樫山幸夫 (かしやま・ゆきお)

元産經新聞論説委員長

元産經新聞論説委員長。政治部で中曽根首相番、竹下幹事長番、霞クラブ(外務省)詰め、ワシントン特派員、同支局長、外信部次長、編集局次長、正論調査室長兼論説委員、産経新聞社監査役を歴任。2度のワシントン勤務時代は、ホワイトハウス、国務省などを担当、米国の内政、外交など幅広く取材した。

バイデン氏への危惧的中

 一方の民主党。ウクライナ疑惑が明るみに出た当初の危惧が的中したというべきか。

 大統領選の候補者選びが本格化する中、オバマ路線の継承者で中道、穏健路線のバイデン氏が早くから本命視されていた。しかし、76歳という高齢、みずからのセクハラ疑惑などもあって春以降、低迷気味になっていたところに、ふってわいたような〝ウクライナ疑惑〟。これで失速傾向が鮮明になった。

 ウクライナ疑惑で浮かび上がったバイデン氏と氏の次男の行動は、疑念を指摘されてもやむを得ないものであったことから、支持者の見方も変わってしまったようだ。

ウォーレン上院議員躍進

 バイデン氏をじりじり追撃していたエリザベス・ウォーレン(70)氏が、これを機会に支持率を急伸。日々変化はあるものの、11月上旬の調査ではバイデン氏の26・5%に対し26・0%と、肩を並べるに至った。献金額でもバイデン氏を凌いでいる。

 国民皆保険、公立大学無償化、富裕層への課税強化 ウォール街規制など左派色の強い政策にかかわらず格差是正を求める層を中心に支持を広げている。

 前回2016年の選挙で、最後まで予備選に踏みとどまったバーニー・サンダース上院議員(78)も、ウォーレン氏同様、保険改革、大学無償化など左派色の強い政策を掲げ、78歳という高齢にもかかわらず前回同様若者を中心として人気が高い。一貫して10数%と手堅い支持率を保っている。

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