2024年12月23日(月)

Wedge REPORT

2019年12月2日

間取りに注目

Q 中古マンションの中にはリノベーションをやりやすいマンションと、リノベをやりにくいものがあるが、その違いは何か。

A マンションの間取りを見てもらえばすぐにわかる。間口が狭くて奥行きが長いタイプと、間口が広くて奥行きが短いタイプと、どちらのマンションがリノベーションをやりやすいか。間口が狭いタイプは廊下が長く、間取りが決まっており大きな改造は構造上、難しい。一方、間口が広いタイプは、リノベの自由度があり室内を大幅に改造することができる。

 価格の安いマンションは間口の狭い、いわゆるウナギの寝床型マンションが多いが、場所が良い所に建っている価格の高いマンションは間口が広いタイプが多い。大手ゼネコンは価格の安いマンションを大量に販売しようとしたため、ウナギの寝床型のマンションが圧倒的に多い。中古マンションを買って、自分の好きな間取りに改造したいのなら、価格は高くても間口の広いタイプがお勧めだ。

Q リノベをする場合は1棟丸ごとする場合が多いのか。

A 賃貸物件以外は業者が1棟丸ごと買い取ってリノベをするのが望ましいが、住民の意向もあるのですべてがそうなるわけではない。コスト的には1棟ごとにリノベーションした方が、部屋ごとにするよりははるかの効率的になる。

  
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。


新着記事

»もっと見る