これで「瑞穂の国」と言えるのか
買い占めは、農家や卸、JAといった米穀業界と、消費者の距離が離れすぎたために起きたことだと感じる。精米日も見ずに漫然とコメを買い、美味しくない状態で食べているから、こんなことになるのだ。都市に暮らしながら、米屋ののれんもくぐったことがない人間が増える一方なのに、「瑞穂の国」なんて言ったら、先人に笑われるだろう。
令和の米騒動を、あなたとコメの関係を見直すきっかけにしてもらいたい――。農業界隈でものを書いている人間として、切に願う。
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