2022年8月13日(土)

From NY

2020年7月29日

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田村明子 (たむら・あきこ)

ジャーナリスト

盛岡市生まれ。1977年米国に単身留学し、1980年から現在までニューヨーク在住。著書に『ニューヨーカーに学ぶ軽く見られない英語』(朝日新書)、『知的な英語、好かれる英語』(生活人新書)、『女を上げる英会話』(青春出版社)、『聞き上手の英会話』(KADOKAWA/中経出版)など。翻訳書も多数。フィギュアスケートライターとしても知られており、『挑戦者たち-男子フィギュアスケート平昌五輪を超えて』(新潮社)で2018年ミズノスポーツライター賞受賞。

「ニューヨークにはお金がある」

 ニューヨークの目抜き通りで、シャッターが閉まりっぱなしの建物が目立つようになってしまう事態が起きるのだろうか。

 「考えたくないけれど、その可能性はある。一説ではこの先、リセッションがおよそ4年は続くだろうと予想されています。でもCOVID-19のワクチンが開発されたと同時に、経済は劇的に回復していくでしょう」

 この街の大きな魅力であるブロードウェイやコンサートなどのエンタテイメント、ナイトライフはまだ復活していない。それらが戻ったと同時に、この街は本格的に息を吹き返していくだろう。

 「ニューヨーク自体にお金がないわけではない。ここには桁違いに裕福な層が、たくさん住んでいます。彼らは単に、活動を再開できるタイミングを見極めているところです。だから私自身は、あまり悲観的に考えてはいません」

 巣ごもり中は、オンラインクラスをたくさんとって充実した時間を過ごしたというスティール氏は、この機会をポジティブにとらえているという。

 米国では株価も予想ほど落ちていないことが何度も指摘されてきたが、今回のパンデミックが長期的にこの街の不動産にどのような影響を残すのか、見守っていきたい。

  
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