人事部必見! 御社の研修ここが足りない

2012年8月28日

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 2年目に入るとまず1カ月間の現場力向上研修が行われる。ここでは個人の顧客と直接触れ合う職場研修だ。グループ企業やパートナー企業などに派遣され、顧客とのコンタクトポイントの最前線で接客やユーザサポートを実施する。コールセンターでのお客様の遠隔サポートやフレッツ光の販売店での研修を行う。

 この研修を過ぎたころから新入社員の顔つきが変化してくるそうだ。「職場も理解していて、戻ってくると一回り成長しているのがわかるそうです。手応えを感じています」。ここで実習的な研修を終え、3年目の第3四半期まで自分のいる職場での業務改善を企画し実行する業務改善活動を行う。

 NTT東の顧客数は、法人個人を合わせ数千万規模になる。通信技術が日進月歩で進展し、新しい通信ニーズが出てくる状況下にあって、多様な業務フィールドで活躍できるためには、厳しくきつい環境で苦労し、汗をかき、挑戦する経験が何よりも大事なこと。古いだけの伝統を受け継がせるのではなく、人とのつながりという普遍的な伝統を、学び取ってもらうのがNTT東の新人教育研修だ。


■現場力と使命感ある社員を育てたい
総務人事部人事第一部門育成人事担当 鈴木 望 課長

鈴木 望 課長 (撮影:著者)

厳しい研修プログラムかもしれませんが、お客様との接点、通信ネットワークを支える現場を体で感じとってもらうことを重視した研修です。研修期間が終わり各職場でのOJTで学ぶことも多いのですが、新人のうちに基礎は学び取ってほしい。それが社会的意識の高揚につながると思います。

また、通信事業は社会的責任が重い、重要な仕事です。一瞬でも気を抜くことができない事業でもあります。これまで先輩方が築いてきた通信インフラを守る伝統を絶やしてはいけないという、教育担当としての使命感もあります。

通信業界は変化の激しい世界です。高速大容量化にともなう情報ネットワークサービスの進展は目を見張るものがあるのはご承知のことでしょう。そのなかにあって私たちはリーディングカンパニーの一員として、お客様の生活を豊かにすることに喜びを感じ、自らの変革に挑戦し、社会を動かす、新しい価値を創造する“骨太で鋼”のような社員育成を目標としています。「お客様第一主義」と「それを支える技術・現場力」の体得が新人研修の基本的な考え方。

その背景にあるのが、人と人、人と社会、そしてあらゆるものを確実に“つなぐ”こと。これを使命として、こだわり続け全力を投入します。これが私たちのDNAであり気概です。全社員が共有する“つなぐDNA”なのです。これを新人研修で学んでもらい自身で身に着け、さらに後輩へとつないでいく。今始まったことではなく一世紀以上にわたり脈々と続いている伝統です。


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