著作権に対する米国との明らかな違い
ウォルトディズニー社は多くの著作権の弁護士を抱えているという。著作権を盾にして、日本のような優れた2次作品が生まれる余地は小さくなる。新しい作品を作ることができないので、アニメの実写版あるいは他国の作品を参考にする。
米国が主導する世界的な著作権は「ミッキーマウス・ルール」と呼ばれる。ミッキーマウスの著作権が切れようとしているときに、著作権の期間が延長される。50年から75年、そして100年。24年に切れる予定ですが、さらに延長されるとみられている。
ディズニーのアニメ『ライオン・キング』(1994年)は明らかに、手塚治虫の『ジャングル大帝』(1950~1954年連載)を下敷きにしているとみえる。同社は著作権で訴えられるのを警戒していたと伝えられている。しかし、手塚が設立した虫プロダクションはそうはしなかった。
なぜだったのかは、推測するしかありません。ただ、日本のコンテンツの歴史からは自然な行為だったように思えます。