2022年8月11日(木)

Wedge REPORT

2013年8月16日

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 韓国の中国向け輸出額は同国の輸出全体の25%を占め、中国がくしゃみをすれば風邪をひく。両国は12年に2150億ドルだった貿易総額を15年までに1.4倍の3000億ドルに引き上げる目標を掲げた。両国で自由貿易協定(FTA)を結びたいようだが、韓国のすり寄りが際立つ。

 韓国の対中投資額は565億ドルと、中国の対韓投資規模の12倍を超える「片思い」である。韓国のアキレス腱である外貨繰りでも、中国とのスワップ(通貨融通)に事実上頼っている。今回の大統領訪中で韓国は中国内陸部への投資をうたう一方、スワップの強化を懇願したが、それは韓国という国そのものが中国に飲み込まれるかのような事態である。

連携深める中韓 (6月の首脳会談、提供:AP/アフロ)

 日本では中韓連携に対する警戒感も強いが、韓国がきしむ中国経済のつっかい棒になってくれるなら、むしろ感謝すべきだ。米有力エコノミストは「仲良く下落する中韓両国の株式」に注目する。両国が共倒れするような事態はまだ少し先かも知れないが、その間に日本自身の経済立て直しに本気になって取り組むべきだろう。

[特集] 中国経済の危うい実態

◆WEDGE2013年8月号より

 

 

 

 

 

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