2025年6月16日(月)

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2025年5月29日

「ドライバーの労働規制でモノが運べなくなる」――物流逼迫が懸念された「2024年問題」は、大きな混乱がなく杞憂に終わったように見受けられます。一方で、この1年間の物流現場の実態を見ると、依然、低収益、低賃金、長時間労働、人手不足など多くの課題が山積みされたままであり、「モノが運べない未来」は確実に忍び寄っています。
ここでは、物流業界や現場の実態に詳しく、3月に刊行された『間違いだらけの日本の物流』(ウェッジ)の共著者でもある3人の専門家に、あらためて「2024年問題」を振り返っていただきます。
*撮影時の状況により、一部聞きづらい箇所がございますが、字幕を掲載しておりますので、ご了承ください。
*掲載期限等の関係で、動画を予告なく非公開化・配信停止をする場合がございますので、ご了承ください。

 

【タイムテーブル】
00:00 イントロ
01:09 「物流2024年問題」を振り返る
10:24 荷動きが鈍かった要因
15:26 運賃とドライバーの実態
19:59 ドライバー不足問題

 

【出演者】

矢野裕児(やの・ゆうじ)
流通経済大学流通情報学部教授。同学部長。日本物流学会会長。横浜国立大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。日本大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。工学博士。日通総合研究所、富士総合研究所、流通経済大学助教授を経て、現職。共著に『物流論 第2版』(中央経済社)など。

 

首藤若菜(しゅとう・わかな)
立教大学経済学部教授。専攻は労使関係論、女性労働論。日本女子大学大学院人間生活学研究科博士課程単位取得退学、博士(学術)。山形大学人文学部助教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス労使関係学部客員研究員、日本女子大学家政学部准教授などを経て2018年より現職。著書に『物流危機は終わらない―暮らしを支える労働のゆくえ』(岩波新書)など。

 

田阪幹雄(たさか・みきお)
中央大学法学部政治学科卒業、1978年日本通運株式会社入社、1983年貿易研修センター ( IIST : Institute of International Study & Training ) 卒業、1983年米国研修(米国日通及びユニオンパシフィック鉄道)、1987年 米国日通勤務(シカゴ)、1999年米国日通勤務(ニューヨーク→シカゴ)通算17年間、2008年株式会社日通総合研究所入社、コンサルティング部門統括、2014年同社専務取締役、2018年同社リサーチフェロー(顧問)。

 

【今回ご紹介した書籍】

『間違いだらけの日本の物流』(ウェッジ)
日本の物流に未来はあるか? 経営上の最大級の問題を、 業界を知り尽くした専門家2名が徹底分析!
https://amzn.to/429vFFH

 

【鼎談の内容はこちらで読むこともできます】
「2024年問題」は未解決!このままでは日本の物流が破綻する!専門家3人が語る問題の“本丸”と根本解決のカギ
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/37666

 

【リンク】
♦「ウェッジブックス」HP
https://wedge.ismedia.jp/list/books

♦「ウェッジブックス」X(旧Twitter)
https://x.com/wedge_books

 

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