日本の経済停滞は生産性が伸びなかったから
図3は、主要国の実質購買力平価国内総生産(GDP)を、アメリカを100として表したものである。日本の実質GDPは1990年には米国の40%だったが、その後20%にまで低下した。
日本の経済力は縮小している。対照的に、中国の実質購買力平価GDPは現在、米国を30%以上上回っており、インドは米国の60%近くとなっている。
図4は、実質GDPの成長が人口増加によるものか、一人当たりGDPによるものかを分解したものである。どの国においても、一人当たりGDPは人口よりもGDP全体の成長に大きく寄与している。
例えば、中国の2020年以降のGDPの成長はすべて生産性の上昇によるものである。韓国も台湾もそうである。インドですら、人口の寄与は小さくなっている。
要するに、一人当たりGDPに反映される生産性は、人口規模よりも重要だということだ。


