学生時代の価値基準は、「知力」「体力」「胆力」の順であった。組織のトップは、その逆とも言える。「知力」を要する仕事は受験秀才に任せ、「体力」を要する仕事は体育会系に任せる。自らは、覚悟を決めて、勇気を奮い起こし、「胆力」を要する決断に専念する。
学歴の恩恵は、仕事を軽視すれば与えられない
一流大学合格は、その後の人生にマイナスではない。国立であれ、私立であれ、伝統のある大学の同窓会組織は強力である。しかし、OB、OGといえども、同窓であるという理由だけで、恩恵を享受できるわけではない。その後の人生で培った職歴がものをいう。
「卒業後は何を?」、「それで今は何を?」、それが同窓会での質問である。そこで口ごもらない者だけが、ネットワークを利用できる。
ここにおいても、「富める者がさらに富む」現象が発生する。職歴の複利を軽視した人は、学歴の恩恵に預かれないままにキャリアを終える。
