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2014年10月27日

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磯山友幸 (いそやま・ともゆき)

経済ジャーナリスト

1962年東京生まれ。1987年早稲田大学政治経済学部卒業。日本経済新聞で証券部記者、同部次長、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、「日経ビジネス」副編集長・編集委員などを務め、2011年3月末で退社、独立。現在、経済政策を中心に政・財・官を幅広く取材、各種メディアに執筆するほか、講演やテレビ出演、勉強会の主宰など幅広く活躍している。オフィシャルHP(http://isoyamatomoyuki.com/)

著書に『2022年、「働き方」はこうなる』(PHPビジネス新書)、『理と情の狭間 大塚家具から考えるコーポレートガバナンス』(日経BP)、『国際会計基準戦争 完結編』(日系BP)、『ブランド王国スイスの秘密』(日経BP)など。共著に『オリンパス症候群 自壊する「日本型」株式会社』(平凡社)、『株主の反乱』(日本経済新聞社)などがある。

早稲田大学政治経済学術院(大学院)非常勤講師、上智大学非常勤講師。ボーイスカウト日本連盟理事。静岡県ふじのくにづくりリーディングアドバイザーも務める。

日経ビジネスオンライン(日経BP)、現代ビジネス(講談社)、フォーサイト(新潮社)、月刊 WEDGE(ウェッジ)、月刊 エルネオス(エルネオス出版)、フジサンケイビジネスアイ(産経新聞社)などに連載コラムなどを持ち、定期執筆している。

 8月の終わり、長崎大学水産学部の一室で、村田さんたち修了者の発表会が行われた。村田さんは南有馬の海で近年大発生しているアナアオサという海藻の再利用法を取り上げた。アナアオサは漁網に絡まる厄介モノで、海岸に打ち上げられたアナアオサの清掃処分が漁協や自治体の重荷になっていた。

村田さんが発表に使用したパネル

 ワカメに代わるひょっつるの原料にならないか実験を繰り返したほか、アナアオサの繊維を固めて段ボール紙状にし、加工用の素材も作ってみた。

 「味わいがあるので、芸術家がランプシェードか何かに使ってくれないか」

 「自然の素材なので、園芸用ポットにはなるだろう」

 発表会で村田さんを取り囲んだ教授や学生、水産加工業者などから、次々に声が上がった。「こうやって話している間に、新しい製品が生まれたら面白い」と村田さんは笑う。

アナアオサの繊維を固めて段ボール紙状にした加工用の素材

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