――アメリカでUBERは無人運転の研究をしているが、法規制などが整えば、将来日本でも無人運転の技術を使って、ハイヤーやタクシーの配車や、配達などの事業を手掛けることはあり得るのか?
髙橋:弊社はテクノロジーカンパニーなので、革新的な技術には常に関心を持っている。
無人運転技術とUBERのオンデマンドプラットフォームを組み合わせることで、我々が目指す「街の超効率化」の実現に向けて大きく前進できると考えており、実用化が見えてきた段階で、固定概念にとらわれず様々な可能性を検討したい。
――4月1日には、「ドローン(無人飛行機)でマスクを配達する」というエイプリルフールならではのリリースをしていたが、法規制などが整えば、あながち不可能な話ではないと感じている。将来的にドローンを使って配達する可能性はあるのか?
髙橋:あれは、多くの方から本当に始めたのかと思われた(笑)
外で待っていただいたり、空をずっと眺めていつ飛んでくるか、とお待ちいただいた方もいたと聞いている。
「UBERならやりかねない」と思われたのかもしれない。
個人的にはそういう世の中が訪れてほしいので、もし環境が整えば可能性はゼロでない、と信じている。
――UBERは「何でも運べる魔法のじゅうたん」になり得る?
髙橋:UBERプラットフォームの本質は、リアルタイムで需要と供給をマッチングすることだ。
データを用いることで、数分以内に●●がやってくる、という価値を提供できる。
これが「魔法のじゅうたん」と思っていただけるのであれば嬉しい。
実際、海外では先ほど触れたとおり、配達やお昼ごはんのオンデマンド注文も、事業として展開している。
実験段階では、サンタクロースを呼べるという企画も実施したことがある。もし、「これを届けて欲しい!」などのアイデアがあったら、連絡してほしい(笑)