2024年7月18日(木)

「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2015年6月20日

学校知の常識

 もうひとつ、こんなことも別な年の秋津っ子バザーでありました。

 「岸さん、あの子、50円でほかの子から買ったものを自分のところで100円で売ったのよ!」と、やはりPTA役員の別なお母さんがにがにがしげな顔つきでチクリにやってきました。

セメントを流し込んで四角のパネル石を載せる作業

 すると、先の太っ腹でおおらか父さんとは別なユニーク父さんがこういいました。

 「いいじゃん、そいつ、偉いじゃん!利益をちゃんと出してんだから、それこそ生きる力じゃん!」とね。

 で、チクリにきたお母さん、またまた「ぷい」とした顔をしていっちゃいました。

 このときも考えました。

 お母さんにとっての常識は、子どもの自主性をそぐ場合があるのではないか、ということ。

 こういった子どもに対するお母さん一般の常識は、多分、学校知といった常識とパラレルな感じがするんです。

 この場合の学校知の常識とは、「学校では現金のやり取りはご法度」の常識、「ルールを守らないと指導する」常識、「ほかの子から買ったものに上乗せして売ってはいけない」常識なんかのことですが。

 それに対して秋津コミュニティに自分の居場所をみつけた太っ腹でおおらか父さんやユニーク父さん族は、子どものイイカゲンさも子どもが成長する「いい加減」とわかっていると思うんです。とくに男の子に対してはね。

 だからさぁ、多様でそれぞれに違う個性をもった子育ちには、キャピキャピ母さんも必要だし、いい加減なお父さんも必要なんだと思うんです。そういった多様さが、子どもが社会人に育つための通過儀礼がたくさんある本来の地域コミュニティと思うんです。


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