2024年4月18日(木)

Wedge REPORT

2015年11月12日

国のプライドを賭けた戦い

日本の4番は埼玉西武ライオンズの主砲中村剛也選手。11/6のプエルトリコとの強化試合で右手甲にデッドボールを受け、出場が心配されたが、先発出場。2安打の活躍となった

 緊張感のある開幕戦を見ても、国際大会の凄みが随所に感じられた。強化試合のデッドボールで手の甲を打撲した4番中村剛也選手(埼玉西武ライオンズ)も試合に出場するなど、開幕戦をモノにしたい勝利へのこだわりが見て取れた。試合後の会見では、「台湾に行っても緩めることなく、とにかく全部勝って、予選を通過したいと思います」と小久保裕紀監督は語った。台湾での初戦は11/11のメキシコ戦。サヨナラ勝利で開幕二連勝を飾った侍ジャパン。日本のいるグループBには、アメリカやドミニカ共和国などまだまだ強豪国との試合が続く。

 WBSCの横尾氏は言う。「見所は本当に真剣勝負。国のプライドを賭けた戦いだということです。この大会の盛り上がりが、2020年の東京オリンピックへと繋がればと思っています」。1992年のバルセロナから2008年の北京まで5大会連続で正式種目として実施されたオリンピックへの復帰。野球ファンなら興味を抱くだろう東京オリンピックでのトッププロ選手のプレー。そんな夢を描きながら、プレミア12で戦う選手たちの真剣勝負を楽しみたいと思う。

  
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