最近も3月にナイジェリア北東部のマイドウグリのモスクで男に変装した女2人が自爆テロを実行し22人を殺したのをはじめ、1月以降、同国や隣国カメルーンの市場などで女性による自爆テロが続発、すべて「ボコ・ハラム」の犯行と見られている。
「ボコ・ハラム」の女性使用頻度は極めて高い
米紙によると、ボコ・ハラムは2014年6月以降、少なくとも105人の女性や少女に自爆テロを実行させた。世界的に見ても、自爆テロの4分の1は女性の犯行とされているが、「ボコ・ハラム」の女性使用頻度は極めて高い。
ナイジェリアや周辺のカメルーン、チャド、ニジェールの部隊が現在、「ボコ・ハラム」の掃討作戦を進め、米特殊部隊も作戦の立案や助言を行っている。しかし、誘拐されたチボクの女子生徒の行方もいまだ突き止められていない。この凶悪組織の壊滅はまだまだ先の話だ。
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