音速を超える速さでチューブの中をカプセル型の乗り物が移動する、というコンセプトのハイパーループ。テスラ・モーターズ社CEOイーロン・マスク氏の発案だが、「自分には実現する時間がない」という理由でオープンソースで広く賛同者が求められていた。
ハイパーループ発着駅のイメージ
現在、マスク氏のアイデアを発展させる形でハイパーループ・ワン、ハイパーループ・トランスポーテーション・テクノロジーズという2つの会社が実現に向けてのテストトラック走行を行っているが、早くもこのシステムを導入し未来型の高速移動機関建設に着手する国が現れている。
まず、現時点で最も開発が進んでいるハイパーループ・ワン。CEOは元シスコシステムズ社長ロブ・ロイド氏で、様々な分野の投資家から8000万ドルを集めて設立された。本社はロサンゼルスだが、ネバダ州北ラスベガスにテストトラックを建設、初のテスト走行を成功させた。