2024年11月21日(木)

伝える力・伝わる仕組みできてますか?

2017年5月10日

やってはいけない掟2:社員に感謝をしない

 感謝とは「ありがたいと思う気持ちを表すこと。また、その気持ち」とあります。(※大辞泉)。なぜか社員に対しては、その気持ちや思いが、薄くなっていたりしないでしょうか?

 やってもらって当たり前と思っている

 社長の「給料が出ているのだから、仕事をして当たり前」という考えは、社長からの感謝の形(表現)によって社員に伝わっています。社長が社員に「ありがとう」「ごめんなさい」を言わない会社は、社員も「ありがとう」「ごめんなさい」を言いません。それは社内外に広く伝搬し、社内のモチベーションを下げ、やがて悪循環に陥ります。小さなことにも「ありがとう」と声や形でしっかり伝えることが大切です。

 理解してもらえないことが他者責任になっている

 「なぜ分からないんだ?」「こんなことぐらいも知らないのか」「何も伝わってないじゃないか」このように考えていると、わからない人の気持ちが余計にわからなくなります。

 そして、自分が「わかる人」「できる人」「優秀な人」という勘違いにつながっていきます。その勘違いは、無意識の内に傲慢というオーラを纏い、周りの人は「この人のために何かをしてあげたい」と思わなくなります。理解してもらえないことがあっても、まず「原因は自分にある」と考え、どうすれば理解が得られるのか真摯に取り組むことで、社員もその思いに応えることが出来るようになり、お互いの理解につながります。

 やってもらって当たり前、理解できない社員が悪い。という考え方では、主体性の無いイエスマンばかりの組織になってしまいます。上の立場、下の立場に関係なく、感謝の表現を忘れずにいたいものです。


編集部おすすめの関連記事

新着記事

»もっと見る