唐鎌大輔の経済情勢を読む視点
国内政治や国際情勢、さまざまな要因で変化を続ける経済情勢。表出される数字や指標をどう見て、どう動けばいいのか。読み解く視点を新進気鋭のエコノミストが提示する。
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2022/12/14 唐鎌大輔
金融市場の世界では資源高も円安・ドル高もピークアウトしたという説が流布されているものの、家計部門の世界の実感は違う。こうした齟齬は名目ベースと実質ベースの議論に分けて考えると状況把握が進みやすいかもしれない。
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2022/11/28 唐鎌大輔
年初来で進んできた円安が日本経済にもたらす影響はこれからの話であり、円安の意味を考察する意義は当面大きい。最近ではやはり日本国内における物価上昇が円安の負の側面を考える良い契機になるだろう。
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2022/10/26 唐鎌大輔
ドル/円相場は政府・日銀の為替介入と思しき動きを挟んで乱高下している。「安い日本」の状況を活かして国内への生産回帰が貿易赤字を縮小し、円売り圧力が和らぐという展開も描く報道も散見されるが、日本経済全体の話なのか確信は持てない。
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2022/10/07 唐鎌大輔
10月11日から始まる水際対策の緩和を受けて、いよいよ外国人の個人旅行やビザなしの来日が再開する。「規制を外したから、2019年以前に戻る」という期待もあるが、単純な話ではなさそうだ。少なくとも3つある不安材料を検討してみよう。
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金融教育の先にあるもの
2022/09/14 唐鎌大輔個人の外貨定期預金口座開設が活況を呈していると報じられている。新型コロナ禍での円の価値劣化は著しく、「安い日本」を裏付ける事実も枚挙に暇がなくなっており、こうした世の雰囲気が外貨への投資意欲を焚き付けているのは間違いないだろう。
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2022/08/25 唐鎌大輔
内閣府より公表された2022年4~6月期のGDP成長率は前期比年率+2.2%と市場予想の中心(前期比年率+2.5%)を若干下回った。今回の結果を受けて一部報道では、日本でもGDP水準が「コロナ前」を回復したとされているが、相当にミスリーデ…
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