WEDGE REPORT
時間軸の長い視点で深く掘り下げて、世界の本質に迫る「WEDGE REPORT」。「現象の羅列」や「安易なランキング」ではなく、個別現象の根底にある流れとは何か、問題の根本はどこにあるのかを読み解きます。
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2018/09/15 樫山幸夫安倍晋三首相は記者会見で直接国民に語りかけることをせず、防災担当大臣など何をしているのか、どこにいるのかすらわからなかった。非常の時、国民に状況を的確に説明し、動揺を抑えることは指導者に求められる役割、資質であろう。政府は怠慢だったなどと…
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2018/09/05 花田吉隆ニカラグア情勢が不穏である。4月以来、反政府勢力と政府側民兵が衝突し、一部メディアの報道によると既に448名の死者が出ている。現在は小康状態にあるものの、近いうちに再び混乱に陥るのは必至と見られる。
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揺らぐ欧州の安全保障
2018/09/05 木村正人欧州において、昨年から立て続けに多国間での新たな軍事組織が発足した。だがその実態は、防衛力強化に向け結束をうたうも分裂する欧州を露呈している。
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2018/08/31 樫山幸夫女性スキャンダルは、関係のあったポルノ女優に多額の口止め料を払っていたという。合衆国大統領のすることかと呆れる低次元の話だが、過去数十年にわたってアメリカの政治をさかのぼってみれば、大統領をふくむ有力政治家が失脚寸前まで追いつめられたり、…
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2018/08/26 佐々木伸かつての信頼していた腹心が相次いで裏切り、法廷で不倫もみ消し工作などを暴露、トランプ米大統領は就任以来最大の窮地に追い込まれている。大統領は「不正な魔女狩り」と強く反発しているが、議会が夏季休暇を終えて再開する9月には、新たな裁判も始まっ…
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2018/08/25 竹田有里モンゴルが世界最悪級の大気汚染に見舞われている。首都ウランバートルでは、中国・北京の5倍といわれるほど深刻である。モンゴルといえば、青々と生い茂った草原を馬とともに駆け回る遊牧民の姿を思い描く人が大半だろう。なぜモンゴルで大気汚染なのか?
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2018/08/24 花田吉隆18日、アナン元国連事務総長が死去した。享年80歳。2001年ノーベル平和賞受賞者。アナン氏は輝かしい経歴と数々の業績を残しこの世を去った。出身のガーナでは「国民の英雄」とされ、一時は、大統領に、との呼び声も高かった。しかしその足跡は、国…
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2018/08/17 樫山幸夫「ポスト6・12」フィーバーは終焉を告げたようだ。シンガポールで行われた米朝首脳会談後の期待と興奮は、北朝鮮が核を廃棄するどころか、継続しているという疑惑が浮上するにいたって一気に冷め、状況は首脳会談以前に戻りつつある。
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2018/08/15 佐々木伸トルコと米国の対立が先鋭化、リラ・ショックを招くなど世界市場を動揺させている。同盟国を軽視するトランプ氏の振る舞いはトルコをロシアに接近させており、「外交素人の愚策」(専門家)との批判を生んでいる。
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2018/08/08 花田吉隆7月30日に行われたジンバブエの選挙で不正が行われたと抗議するデモ隊に向けて軍が発砲、少なくとも6名が死亡したとされる。その背景に横たわる「闇」の正体とは。
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2018/07/27 山口亮子顧客満足度の高い上位物件のみを掲載する宿泊予約サイトRelux(リラックス)。運営するロコパートナーズは2013年のサービス開始から5年で、会員150万人、従業員数170人の規模まで拡大した。会員のうち2割は外国人で、そのほとんどが東アジ…
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2018/07/25 樫山幸夫マタ・ハリ、ジョセフィン・ベーカーなどと聞くと、「女スパイ」、「女諜報員」を連想するかもしれない。そういう伝説のスターはともかく、今の時代においても、その分野での女性の跳梁、活躍はなお盛んなようだ。
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2018/07/14 樫山幸夫北朝鮮の核開発をめぐる先週末の米朝協議は、「重要な分野で進展があった」というポンペオ米国務長官の説明とは裏腹に、激しい対立の場となったようだ。
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2018/07/10 吉崎エイジーニョ今年2月の平昌五輪とロシアW杯。筆者は今年2度、”浦島太郎状態”になった。大会開幕前の静かな日本を旅立ち、序盤だけを現地取材。その後、日本に戻ってきた。すると大盛り上がりとなっているのだ。
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2018/06/29 玉木俊明家具などのイメージが強い北欧・スウェーデンだが、ヨーロッパ史の中で、同国の鉄とそれを基に発展した工業は重要な存在だ。だが同国が〝鉄と工業の国〟として発展するに際し、とある異国の商人が重要な役割を果たしたことはあまり知られていない――
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欧州で起こる「GDPR狂騒曲」
2018/06/27 木村正人5月25日に施行された欧州データ保護規則(GDPR)の狙いはグーグル、フェイスブックなどの巨大テクノロジー企業への攻撃だ。それは同時に、EU域内の企業の競争力を削ぐ危険性もんでいる。
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2018/06/25 崔 碩栄歴史的米朝会談が開かれた翌日、6月13日。韓国では全国地方選挙及び一部地域の補欠選挙が実施された。文在寅大統領の就任後約1年が過ぎた今の大統領に対する国民の評価を確認できる機会でもあった。
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2018/06/20 樫山幸夫トランプ大統領はどうやら、〝宥和主義〟の陥穽から抜けきれなかったようだ。いや、宥和主義などというたいそうなことではなかったろう。結果など二の次、ただただ「スペクタクル」(米の各メディア)を実現させることだけが目的だったのではないか。
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2018/06/16 木崎英夫イチローのプレーが見られなくなってから1カ月半になろうとしている。大リーグ出場が可能となる登録選手枠から外れ「会長付特別補佐に就任」がマリナーズ球団から発表されたのは5月3日のこと。今季はプレーしないことになったものの、球団との取り決めで…
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2018/06/14 児玉 博日本のフィンテックベンチャーに世界中から熱い視線が注がれている。そこにはデジタルマネーの覇権を握り、ビッグビジネスを狙う大国の思惑も透けて見える。
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