世界潮流を読む 岡崎研究所論評集
世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察するコラム。
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2018/01/25 岡崎研究所
スリランカやネパール等のインド勢力圏に中国が手を伸ばしている。融資も潤沢な中国は彼らにとって魅力的であり、南アジア・インド洋地域での権益は拡大している。
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2018/01/24 岡崎研究所
昨年12月にトランプ政権が発表した国家安全保障戦略は、中露やイラン・北朝鮮等の世界情勢に置いて現実主義的だったが、彼自身の政策や発言を鑑みるとそれが政策に反映するのかどうか、信用に欠ける。
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2018/01/23 岡崎研究所
世界情勢に食い込む中国経済は「はじめ経済、あと政治」と中国内の研究者が言うように、すでに各国の政治にまで触手を伸ばしている。メディアの独立性を守りスパイ活動を防止するために、諸国は団結して透明性を維持するべきだ。
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2018/01/22 岡崎研究所
リベラルな世界秩序を牽引してきた米国は、トランプ政権下でいまやWTOに背を向けようとしている。WTOも改革の必要性が叫ばれているが、米国はそれを提示するわけでもなく、このままではWTOは機能不全に陥る可能性がある。
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2018/01/19 岡崎研究所
オバマ前政権はサウジとイランの対立を激化させた。さらにトランプ大統領は事態を一層悪化させている。今後の状況好転は軍関係者の舵取りが鍵を握っているだろう。
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2018/01/18 岡崎研究所
エルサレムのイスラエル首都認定問題が当然物議をかもしている。米国の世界情勢への影響力を減退させるこの決定は、宗教聖地という慎重を要する問題に土足で踏みにじったと言える。
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2018/01/17 岡崎研究所
動きある北朝鮮情勢に対し、米中韓間での4つの収集案をハーバード大のジョゼフ・ナイ教授が提案しているが、ロシア関与案がなく、平和条約が締結されれば北朝鮮と韓国統合も再燃し、核装備国として日米中韓に新たな揺さぶりがかかる可能性が生じる。
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2018/01/16 岡崎研究所
急速に進化をし続けるAIだが、軍事利用に関しても発達が進んでいる。国を挙げてのAI研究推進で中国は米国に追いつきつつあり、世界情勢を一変させかねない。
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2018/01/15 岡崎研究所
習近平政権に大きく貢献した王岐山は、党の非公式な定年ルールに従えば引退だが依然として政治局常務委員会の重要会議に参加している。習近平改革に王は欠かすことのできない重要プレイヤーであり、今後の新しい役割が注視される。
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2018/01/12 岡崎研究所
台湾を囲い込みたい中国、人権無視の中国に魅力を見出せない台湾との間で長い決別状態が続いている。「一つの家族」政策でを統一を目指す中国だが……
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2018/01/11 岡崎研究所
アフガン戦争は「テロに対する戦い」として始まりまったが、今やその性質を異にしている。タリバン、米国政府、アフガン政府、いずれもアフガン情勢を左右する決定打を欠くのであれば、いずれは暫定協定を考えざるを得ないのではないか。
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2018/01/10 岡崎研究所
中国マネーの投資を受けた国が、中国の利益の代理人となって国際社会に影響を及ぼし始めている。経済・国際的にも力を増す中国の直接投資額は前年比77%増となり、インフラへの中国関与による機密入手も懸念される。
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ロシアの防空システム購入問題
2018/01/09 岡崎研究所トルコ・エルドアン大統領がロシアからのミサイル購入を決め、NATO高官は購入の自由は認めつつも批判的な態度を取っている。NATO軍事演習時での関係悪化や米国の対ロ政策も相まってロシアとの詰めの協議で困難な様相を呈している。
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2018/01/08 岡崎研究所
中国の指導者にとり最大の関心事項は、国内の統治にあり、その成否の鍵は経済の持続的成長にある。その実現には協調的な国際関係が不可欠だが……
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2018/01/05 岡崎研究所
北朝鮮に対してさらに制裁を徹底させるべきとWSJ紙が社説を掲載した。現段階ではそれが正解であり、まだやり残していることも多くあるだろう。
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2018/01/04 岡崎研究所
EU加盟は北アイルランドに英国との経済依存の解消や関係改善などよい影響をもたらしたが、Brexitによってアイルランド・北アイルランド間の国境問題が生じ、アイルランドが解決策を強く主張している。三方に利益がないBrexitだが、着地点はい…
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2017/12/27 岡崎研究所
イスラム・テロはイスラム過激派によるものだが、なぜイスラム過激派が生まれるのか、その社会的・政治的・思想的背景についてもっときちんとした議論をしないとこの問題には対処できないだろう。
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2017/12/26 岡崎研究所
混乱を極めたジンバブエでは、長期政権を掌握していたムガベ大統領が辞任しムナンガグワ新大統領が就任した。就任演説では新しい民主的な国づくりに言及したが、前大統領の取り巻きだったという事実、冷酷な政治スタイルなどが不安を集める要素となっている。
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2017/12/25 岡崎研究所
ミャンマーのロヒンギャ迫害について、中国は、安保理の暴力非難決議に拒否権を行使し、ミャンマーとバングラディシュ2カ国で話し合いなどを提案している。国際社会としては、対中傾斜ではなく人権の尊重を含む民主化をミャンマーに期待したい。
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2017/12/22 岡崎研究所
米国は北朝鮮をテロ支援国家へと再指定し、国家や企業をさらに締め付ける新たな制裁を発表した。非核化の交渉テーブルに北朝鮮をつかせたい米国だが、交渉の可能性は見えてこず、日本を含む周辺諸国の協力が求められていることに間違いはない。
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