著者紹介

王 貞治 「言い訳はしないそれがプロ」

結果で判断されるプロフェッショナルの世界で、比類なき実績を残した王貞治。プロとは何か。王さんが、すべての人に贈るメッセージ。

子どもと鬼ごっこでＪリーグ昇格 ガイナーレ鳥…

ガイナーレ鳥取クラブ代表　塚野真樹

人口も経済規模も最小の県からJリーグに昇格したガイナーレ鳥取。サッカーチームを作るということ以上に、そこには社長の強い思いがあった。

奄美の泥染め職人　被災を乗り越えた力

奄美大島　泥染め職人　金井志人

昨年、集中豪雨に襲われた奄美大島で、被災した泥染め職人がいる。いま未曾有の災禍の中にある日本に、彼の思いが届いてほしい。

わからないからおもしろい 生命力に溢れた美術…

現代美術の旗手として注目を集め続ける大竹氏。彼の作品は、なぜ見るものを圧倒するエネルギーを持つのだろうか。

一度は切れた気持ちで つぶれた動物園を甦らせる

到津の森公園園長　岩野俊郎

園長になったとたんに動物園が閉園。新しい動物園の構想ができあがってから再度園長に就任。理想とは違う条件の中でも頑張れたのはなぜか。

「負けるが勝ち」で信頼を得る スーパー町工場…

清田製作所代表取締役　清田茂男

赤字でも、時間がかかっても、どんな依頼でも引き受け、次々と世界唯一の開発を成し遂げてきた町工場がある。社長が貫く信念とは。

牛が拓く牧場のオヤジ 自然に溶け込んで生きる

斎藤牧場　斎藤 晶

北海道・旭川に、人間でもなく機械でもなく、牛が拓いた牧場がある。牧場主の斎藤さんは、欲と理屈で窮屈になった現代人にこう言った。

ふらふらしている人がいい仕事をする

大阪大学生命機能研究科特任教授　柳田敏雄

「ふらふらすべし」という持論をもつ生物物理学者の柳田敏雄氏。自らの研究の道で悟ったその信条は、これからの混迷の時代に役立つはずだ。

信頼に言葉はいらない

弁護士　田門 浩

日本でただ一人の聾唖の弁護士である田門氏。「あなただから話ができた」と、多くの依頼者の信頼を集めるのはなぜか。

貧しい患者からはお金をとらない

インターナショナル･クリニック院長 エフゲニー･アクショーノフ

国や時代に翻弄され、数奇な人生を歩む無国籍医師。人種も国籍も財力も問わず患者と接する氏に気づかされる、人が人とつながることの意味。

愚痴を言いながら人生を送りたくない

元東洋太平洋ライト級チャンピオン　坂本博之

元プロボクサー・坂本博之氏は、虐待された過去をもつ。引退後に始めた児童養護施設の子どもたちとの交流で、何を伝えようとしているのか。

勘とは経験の蓄積である

名城大学大学院理工学研究科教授　飯島澄男

カーボンナノチューブ発見者の飯島澄男氏は、勘とは天恵ではないと言う。「ムダ」なものを山ほど見てきたことこそが大事だったと考える。

同じことの繰り返しで見える真実

大峯千日回峰行大行満大阿闍梨・慈眼寺住職　塩沼亮潤

往復48キロ、標高差1300メートル超の獣道を1日も休まず登り下りするという偉業を達成。単純な繰り返しを実践する中で得たものとは。

やるもやらぬも自分次第 腹を据えるが打開の道

示現流第12代宗家　東郷重徳

鹿児島で400年続く剣術の宗家が交通事故に遭った。思うように動かぬ体に絶望し、諦めかけたとき、思い出したのが父親の口癖だった。

借用書なしで金を貸す 西成のねえちゃんの「人…

釜ヶ崎のボランティア・ケースワーカー　入佐明美

大阪・釜ヶ崎のケースワーカー入佐明美さんは、借用書なしで労働者に金を貸し続けてきた。嘘のような本当の話から「人を信じる力」を考える。

動物にできて人間にできない子育て

日本動物愛護協会理事長　元上野動物園園長　中川志郎

一連の子育て支援は、子どもにとってはマイナスになりかねないと危惧する元動物園園長。生物としての子育ての原点とは？

若い連中とつきあわないと老け込むよ

米マイナーリーグインストラクター　山下大輔

重ねてきた実績を酒の肴に、年配者どうしで盛り上がるのは気楽なもの。しかし、若者の情熱に触れ、純粋な気持ちを取り戻すこともあるようだ。

チベットの子どもたちの希望の星

チベット声楽家　バイマーヤンジン

教育を受けられないチベットの子どもたちのために、学校を建てている一人の女性。バイマーヤンジンの生きる力の源泉とは。

直感を信じて生きたらおもしろい

建築家・住まい塾代表　高橋修一

分析に慣れ、直感力が弱まった現代人。「住まい」という視点から解決策を探る高橋氏の、「人間の可能性を引き出す家づくり」とは？

知床の森 開拓史の真実を探る医師

写真家・医師　栂嶺レイ

「知床の開拓は失敗だった」という先入観に疑問をもった栂嶺さんは、自ら真実を探り、世に伝えた。医者である彼女を動かしたのは何か。