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ポスト冷戦の世界史ーー激動の国際情勢を見通す
2019/11/19 小泉悠旧ソ連諸国に対して強硬な軍事介入を行う一方、旧ソ連圏外では国際ルールに訴えるロシア。ソ連崩壊により後退した勢力圏を取り戻そうとするロシアの独特の戦略とは─。
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ロシアは「中東の警察官」になれるか(後編)
2018/08/23 小泉悠本稿の前編で触れたように、シリアを舞台としたイランとイスラエルの対立が激化するなかで、ロシアは「調停者」と振る舞おうとしている。しかし、ロシアには本当の意味でその力が備わっているのかどうか。後編にあたる本稿では、この点について考えてみたい。
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ロシアは「中東の警察官」になれるか?(前編)
2018/08/14 小泉悠ロシアがイスラエルとイランの調停者としての役割を果たす場面が目立ってきた。米国が中東への関与を後退させる中にあって、中東におけるロシアの存在感はことさら増大しつつある。ロシアは米国に代わる新たな「中東の警察官」になるのだろうか?
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2018/07/19 小泉悠
2018年7月16日、フィンランドの首都ヘルシンキで米露首脳会談が行われた。ロシアから見れば、この会談は総じて悪いものではなかったと言える。以下、ロシアの思惑からこの会談について考えてみたい。
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2018/05/19 小泉悠
紛争勃発から8年目を迎えたシリア内戦において、ロシアは確固たる影響力を発揮してきた。ロシアの軍事介入は風前の灯であったシリアのアサド政権を形成逆転させ、イランとともにシリア情勢の鍵を握るに至っている。新たな段階を迎えたシリア情勢におけるロ…
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2018/05/10 小泉悠
4月18日、北方領土でロシアの軍事演習が行われ、菅義偉官房長官は抗議声明を出した。この時期のロシア軍の軍事演習は珍しいことではないが、気になる動きもあった。
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2017/11/05 小泉悠
今年10月、ロシアのプーチン大統領が徴兵制を「段階的に廃止する」と発言して話題を呼んだ。徴兵制廃止論はこれまでにも存在したが、現役大統領が廃止の方針に言及したのはこれが初めてとなる。
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2017/07/24 小泉悠
来年から開始されるロシアの新軍備計画「2025年までの国家装備プログラム(GPV-2025)」の大枠が固まった。現在、ロシアの軍備計画を規定しているのは2011年にスタートした「2020年までの国家装備プログラム(GPV-2020)」だが…
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2017/02/17 小泉悠
ベラルーシが欧米との関係改善を図ろうとしていることに懸念を示しており、こうした政治・経済的摩擦がロシアとの関係を不安定にしているほか、中国も背後で動いている。
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2016/11/24 小泉悠
トランプ政権が実際にどのような対外政策を打ち出すにせよ、今のうちにアサド政権の延命を確実なものとし、対ISIS作戦でロシアの主導権を確立することがプーチンの狙いだ。
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「海上連合2016」を読む
2016/09/27 小泉悠9月12日から19日に掛けて、中国とロシアは「海上連合2016」と題する共同演習を南シナ海で実施した。その実態は如何なるもので、狙いは何であったのか――。
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ロシアの視点から考える
2016/06/10 小泉悠尖閣諸島周辺の接続水域へのロシア及び中国艦艇の相次ぐ進入。しかし、両国の立場、これまでの経緯から「軍艦が通る」といってもその意味するところはかなり異なる。
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2016/04/22 小泉悠
ハイテク兵器の運用が難しいとされる砂漠地帯で実際に高い運用実績を挙げたことが、中東・北アフリカ諸国への売り込み攻勢に追い風となっている。
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プーチン大統領のシリア撤退演説を読み解く(後編)
2016/04/05 小泉悠シリアからのロシア軍撤退を宣言するプーチン大統領の演説を通じ、ロシアの対外姿勢を読み解いた前回に続き、今回は、演説後半を見ていきたい。
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プーチン大統領のシリア撤退演説を読み解く(前編)
2016/03/28 小泉悠プーチン大統領がシリアからロシア軍を撤退させると突如発表したが、当然単なる撤退ではない。この背景には、二重の狙いがある。
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2016/01/14 小泉悠
北朝鮮は初めて中国にもロシアにも事前通告を行わずに核実験に踏み切ったとされ、北朝鮮がアンコントローラブルな不安定要因になりつつある。
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2015/12/16 小泉悠
トルコによるロシア空軍機撃墜により露土関係の緊張が高まる中、トルコがダーダネルス・ボスポラス海峡を封鎖するのではという見方があるが…
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