「パタゴニアに第二のイスラエル建設」という噂

南米最南端の山岳、平原地帯パタゴニア。この一帯で第二のイスラエル建設が進められているという噂が広がっている。その背景にあるものとは一体何なのか――。

マクロン仏大統領が豪州を訪問した理由

5月初旬、マクロン仏大統領が豪州を訪れターンブル首相と共同記者会見に応じた。中国についての質問に、仏大統領は海洋ルールや地域の均衡を強く主張する姿勢を表した。

ダブル選挙の大幅前倒しにみえるトルコ大統領の思惑

トルコの大統領選、議会選挙のダブル選挙が1年4カ月以上も前倒しされる見込みとなった。そこには、時期を急がねばならないエルドアン大統領の焦りがみえる。

ASEANだけで南シナ海問題に対処するのは困難

4月に行われたASEANサミットの議長声明では、昨年11月の議長声明から落とされた南シナ海問題についての「懸念」の文言が復活し、注目された。

展望なき米大使館移転、「食い逃げ」トランプ外交…

トランプ大統領が5月14日、聖地エルサレムへの米大使館移転に踏み切り、パレスチナ自治区ガザで抗議行動が拡大。イスラエル軍の発砲で60人が死亡、約2700人が負傷する惨事となった。いたずらに人が死んでいくパレスチナにもはや未来はないのか。

孤独問題が急増するオランダ、政府投資で進む地域…

高齢者の孤独問題が急増しているオランダ。その打開策として政府は、地域の意識改革や草の根運動を促進するための支援を開始した。

米国がNATOに求めるもの

米国のポンペオ新国務長官はNATO外相理事会に出席し、会見を開いた。国防費増額による負担・ロシアの脅威・中東へ協力を求めていることがよくわかる。

中国一「インスタ映え」する天津図書館の意外な真実

「天津にすごくインスタ映えする図書館ができたでしょう？ 知っている？」。東京都内で中国人の女子留学生に会った際、雑談の席でこんなことを聞いてみた。北京への出発を前に下準備をしているとき、たまたまネットで見かけて興味をひかれたのだ。

自給率90％でも米国が電源の多様化を図る理由

再エネはエネルギー供給を脆弱にし、雇用を減らす

日本は再エネ導入が進んでいる一部欧州諸国に比べ遅れていると批判するマスメディアもある。それぞれの国のエネルギー事情、自給率、供給の分散、使用エネルギーは異なるのに、なぜ再エネ比率だけで、日本が欧州より遅れていると批判できるのだろうか。

留学生の高額治療と感染症の対策を急げ

日本に来て割安な価格で治療を受けられる「抜け穴」

高額医療が必要な患者に、なぜか留学生ビザを持った外国人が増えている。背景にある現行医療制度の問題点と、今後取るべき対策について現場から提言する。

中豪、中印関係を気にする米国

次期米太平洋軍司令官のデイヴィッドソン提督は、豪州とインドは安全保障戦略において重要な国との位置づけを示した。さらにその際には中国との関係を引き合いに出していたのが印象的だった。

「わが葬儀には副大統領を」大物議員、異例の遺言…

国民的英雄として人望厚いジョン・マケイン共和党上院議員(81)が重篤な脳性がんで死の接近を自覚した上、葬儀列席予定者リストからあえてトランプ大統領を外すようホワイトハウスに伝えていたことが明らかになった。代わってペンス副大統領の出席を求め…

南北会談の真の成果は、米朝会談までわからない

仮に米朝首脳会談が不調に終わり、米朝間に再び緊張が高まれば、南北関係もその影響を受けることになるだろう。南北首脳会談の真の成果は、米朝会談の結果を待って評価する以外にない。

ネパールに見る中国とインドの熾烈な勢力拡大競争

東インド・ネパール周遊　第7回

ポカラは湖畔に広がるネパール第二の大きな町である。暗がりの中で街路灯を見ると『中華人民共和国西蔵自治区○○市○○』と住所が書いてあった。おそらく中国がネパールへの援助の一環としてチベット自治区の街の整備で余った街路灯を提供したのであろう。

平和賞が平和壊す、金正恩にノーベル賞!?ジョー…

4月の南北首脳会談、6月12日に予定されている米朝首脳会談など、朝鮮半島情勢が劇的な展開を見せるなか、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が「ノーベル平和賞を受賞する」と考えている人が、世界に少なからずいるというから驚いた。

人民解放軍なしには中国共産党が成り立たない理由

『中国はなぜ軍拡を続けるのか』阿南友亮教授インタビュー

「一言で言えば中国における政権の『背骨』」だという人民解放軍。一体どんな組織で、これまでの中国、そしてこれからの中国にどのような影響を与えるのだろうか。

2020年からソーラーパネル設置が強制に？カリ…

環境問題について全米に先駆けて様々な試みを行ってきたカリフォルニア州が、5月9日、2020年以降に州内で建設される住宅及び低層アパートへのソーラーパネル設置を義務付ける条例を打ち出した。

日米FTAを求める米国、TPP復帰問題の行方

トランプ大統領は折に触れてTPP復帰を口にしている。最近ではタイがTPP11への参加を表明したことが朗報であり、参加国が増えるほど、米国に対しTPP復帰の圧力となり、米国が復帰した場合に条件闘争がしにくくなるだろう。

金正恩に好意を感じる韓国人の心理

南北首脳会談が開かれた。しかし、宣言の中身は冷静に評価すれば物足りない内容だと言わざるを得ない。「非核化への努力」は明記されたが、具体的なプロセスについては全く言及されず、既存の核兵器の「廃棄」に対する言及もなかったからである。

中国最高学府の長が中学レベルの漢字読めず話題に

先週、中国で大きな話題を呼んだのは、120周年の記念イベントを開いた北京大学。注目を集めたのは、学長の記念スピーチでの漢字の読み間違えだ。最高学府のトップが中学生レベルの漢字を読み間違えるという珍事と、その後の謝罪で世間の耳目を集めた。