2022年11月27日(日)

ビジネススキルを活かして楽しむ脱力系子育てのススメ

2018年12月21日

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小川大介 (おがわ・だいすけ)

1973年生まれ。京都大学法学部卒業。学生時代から大学受験予備校、大手進学塾で受験国語の看板講師として活躍。難関中学、国公立大学医学部などへ多数の合格者を送り出す。2000年、さらなる学習指導の理想を追求し、中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1を設立。教科指導スキルに、声かけメソッド、逆算思考、習慣化指導を組み合わせ、短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。著書に『小川式[声かけ]メソッド』(宝島社)、『中学受験 基本のキ!』(共著:日経BP社)、『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)、『論理力は小学6年間の国語で強くなる』(かんき出版)など。今年10歳になる男の子の父。

よかったこと・できたことなどプラスの自分を振り返る

 もう一つ、効果的な行動があります。それは、日々の生活の中で、自分のできたこと、よかったことを書き出すことです。

 その場合、先に項目を決めておくといいでしょう。

 例えばこんな感じです。

【自分振り返りメモ】

・今日できたこと

・今日よかったこと

・次にやりたいこと

・それをいつやるか?

 その日のよかったこと、できたことなどプラスになったことを思い出し、書き出します。これは意識的にやらないと、最初は難しいかもしれません。「特にないわ」「たいしたことないわ」と、つい基準を高くしてしまうからです。

 自分に厳しくしようとは思わず、どんな些細なことでもいいから、プラスになったと思うことを振り返ってみます。そうやって、毎日自分のいいところを書き出してみると、「へぇ~私ってこうなんだ!」「案外できるじゃないの」と“自分OK”の自分を知り、自分に自信が持てるようになります。

 もっと大事なことは、自分にOKを出せる目と心(マインド)が育ってくることですね。いい意味でお調子ものになること、自分を楽観的に見られるようになることが、自信を育てるにはとても大切なのです。

 自分に自信を持つと、何か行動を起こしたくなります。チャレンジ精神が芽生えるというわけですね。でも、それを心の中に秘めているだけでは、行動には移せません。具体的に何をいつやるか決めておくと、次への行動へとつながります。

 頭で考えるだけだと、「そんなに簡単に自分に自信を持つことなんてできるの?」 と半信半疑になる人もいるかもしれません。そんな時は、まずはやってみることです。

親としての自分に自信を持つようになれば、
わが子の力も信じられる

自分に自信が持てない人は、自分自身だけでなく、自分の子育ても心配になり、わが子を信じてあげることができません。

「宿題はやったの?」

「明日の学校の準備はできたの?」

 これらの言葉かけはどこの家庭でもあり、特別なことに感じないかもしれませんね。でも、これらの言葉かけは、子どもができていないことを前提に聞いています。

 もし、親御さんが自分に自信を持ち、気持ちの面でも余裕があれば、こう聞けるはずです。

「宿題はどこまでできたの?」

 この2つの言葉かけの違いが分かりますか?

 はじめの「宿題はやったの?」は、子どもができていないことを前提に聞いていますが、あとの「宿題はどこまでできているの?」は、子どもが自ら宿題をしていること、できていることを前提に聞いています。つまり、わが子を信じているということですね。

 すると、子どもは「これとこれができたよ」とできたことを教えてくれるでしょう。そうしたら、「あら、いい調子ね。あと何ができればいいの?」と、子ども自身が考え答えられるように聞いてあげることができます。

 こうしたちょっとした気持ちの持ち方で、子どもにかける言葉も変わってくるのです。そして、親の言葉かけ次第で、子どもも伸びていきます。

 そのためにも、親は自分に自信を持つようにしたいのです。

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