2022年12月5日(月)

海野素央の Democracy, Unity And Human Rights

2020年10月28日

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海野素央 (うんの・もとお)

明治大学教授 心理学博士

明治大学政治経済学部教授。心理学博士。アメリカン大学(ワシントンDC)異文化マネジメント客員研究員(08年~10年、12年~13年)。専門は異文化間コミュニケーション論、異文化マネジメント論。08年と12年米大統領選挙で研究の一環として日本人で初めてオバマ陣営にボランティアの草の根運動員として参加。激戦州南部バージニア州などで4200軒の戸別訪問を実施。10年、14年及び18年中間選挙において米下院外交委員会に所属するコノリー議員の選挙運動に加わる。16年米大統領選挙ではクリントン陣営に入る。中西部オハイオ州、ミシガン州並びに東部ペンシルべニア州など11州で3300軒の戸別訪問を行う。20年民主党大統領候補指名争いではバイデン・サンダース両陣営で戸別訪問を実施。南部サウスカロライナ州などで黒人の多い地域を回る。著書に「オバマ再選の内幕」(同友館)など多数。

米連邦最高裁の判決

 上で紹介したクイニピアック大学が実施した世論調査によれば、「あなたが支持する候補が11月の大統領選挙で敗れたら、結果は合法であると考えますか。それともいかさまであると考えますか」という質問に対して、38%の共和党支持者が「合法」と回答したのに対して、40%が「いかさま」と答えました。

 トランプ大統領が「郵便投票で不正があった」と主張し、「連邦最高裁決着」に持ち込んだ場合、4割の共和党支持者は同大統領の行動を支持するということです。従って、同大統領は法廷闘争に躊躇しないでしょう。

 米議会上院は10月26日(現地時間)、エイミー・バレット氏を最高裁判事に承認しました。その結果、米連邦最高裁はリベラル派3人、保守派6人になりました。「浮動票」のジョン・ロバーツ首席判事が、リベラル派と同じ行動をとっても、トランプ大統領は「5対4」で勝利できると計算しているフシがあります。

 ただ、トランプ大統領が指名したニール・ゴーサッチ判事は同大統領の意に反し、雇用主側からゲイ、レスビアン、バイセクチュアル、トランスジェンダー(LGBT)の権利を守る判決を下しました。仮に米連邦最高裁決着になった場合、ロバーツ・ゴーサッチ両判事の判決が、20年米大統領選挙の結果を決めることになるかもしれません。

  
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