2022年9月27日(火)

Wedge SPECIAL REPORT

2022年9月20日

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岸良裕司 (きしら・ゆうじ)

ゴールドラットジャパンCEO

1959年生まれ。京セラなどでの勤務を経て2008年より現職。全体最適のマネジメント理論TOC(Theory of Constraints:制約理論)を用い多くの産業界、行政改革で目覚ましい成果をあげ、グローバルに活動するトップエキスパート。東京大学ものづくり経営研究センター非常勤講師。著書に『全体最適の問題解決入門』、『優れた発想はなぜゴミ箱に捨てられるのか?』(以上、ダイヤモンド社)など多数。

日本文化には大きな
アドバンテージがある

 晩年、ゴールドラット博士は「企業の成功にとって最も重要な要素は『人間関係』だと気付かせてくれたのは日本人だ」と語った。社員のモチベーションや社員同士のコラボレーション(つながり)こそが肝要だという日本に根付いた「和」の文化こそが、彼に感銘と新たな気付きを与えたのである。

 イノベーションはもはや1人の天才だけでできるものではない。多くの人のモチベーションとコラボレーションが必要である。日本にその土壌があること自体が大きなアドバンテージであることは確かであり、学習能力の高さは日本人の秀でた能力の一つだ。「科学者のように考える」ことを実践し、因果関係を突き詰める思考力と論理力を磨く。

 そうすれば日本企業は自然と世界をリードするような確たるイノベーション大国になると確信している。その確信は、日本企業の現場に接する度に高まるばかりである。

 
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 かつては日本企業から世界初の新しいサービスや商品が次々と生み出されたが、今や見る影もない。その背景には、「選択と集中」という合理化策のもと、強みであった多くの事業や技術を「諦め」てきたとの事実が挙げられる。バブル崩壊以降の30年、国内には根拠なき悲観論が蔓延し、多くの日本人が自信を喪失している。だが、諦めるのはまだ早い。いま一度、自らの強みを再確認して、チャレンジすべきだ。

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Wedge 2022年10月号より
諦めない経営が 企業をもっと強くする
諦めない経営が 企業をもっと強くする

かつては日本企業から世界初の新しいサービスや商品が次々と生み出されたが、今や見る影もない。その背景には、「選択と集中」という合理化策のもと、強みであった多くの事業や技術を「諦め」てきたとの事実が挙げられる。バブル崩壊以降の30年、国内には根拠なき悲観論が蔓延し、多くの日本人が自信を喪失している。だが、諦めるのはまだ早い。いま一度、自らの強みを再確認して、チャレンジすべきだ。

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