2024年4月26日(金)

田部康喜のTV読本

2023年2月5日

 中学校時代の社会科教師の三田哲夫(鈴木浩介)は、1周目では痴漢の容疑で懲戒免職になった。しかし、2周目であーちんはたまたま電車の同じ車両に乗り合わせて、友人たちに三田の動画を撮影して、送ろうとしていた。その時、三田のそばに立っていた女性が「このひと痴漢です!」と声を上げた。しかし、あーちんの動画では、三田ではなく、そのそばにたっていたサラリーマンこそ、痴漢の犯人だった。三田の容疑は晴れ、彼はあーちんにお礼をいうのだった。

 さて、3周目。三田が痴漢騒動に巻き込まれる日が、父親の誕生日だったことをあーちんは思い出す。その日がそうだった。ドラマの撮影の時間を巻きに巻いて、時間の余裕を作って、三田が乗り込む時刻と推定されるころ、駅の入口に彼を待ち構えるのだった。

 乗り込んだ車両から、隣の車両に三田を引きずるようにして移動して、三田を痴漢騒動から救うこととなった。

あーちんは〝何年〟生きるのか

 あーちんの社会人経験は、合計すると60年以上にもなった。さて、♯5「徳を積みなおす」では、3周目のどんなあーちんの人生が待っているのだろうか。あるいは、4周目に突入するのだろうか。

 ドラマの展開が一見、ゆるそうにみえて、謎の女も含めて緊張感がある。バカリズムの才能に最終回まで期待したい。

   
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