2026年3月1日(日)

古希バックパッカー海外放浪記

2026年3月1日

ベトナムの高校進学率は70%、高校卒業資格の有無は人生を左右する?

ホーチミン師範大学の正面玄関。外資系企業への就職に有利な外国語学 部が人気がある

 12月9日。ベトナム南部のビーチリゾートのニャチャンのホステルのオーナーは49歳。ベトナム戦争が終了して南北統一後に生まれた世代である。彼の世代では義務教育の中学卒業後に高校進学するのは3人に1人もいなかったという。フツウの家庭の子供は農業や漁業や店など家業を手伝うか都市で働き口を得るなどしていたという。

 ところが、オーナーによると現在では多少なりとも良い就職先では高校卒業を条件にしているので、年々高校進学率が上昇して70%になっているという。オーナーは現代ベトナムでは高校卒業資格の有無により大きな収入格差が生じると指摘した。

 専門家によると数年後には80%を越えるという予測もあるらしい。ネットによるとベトナムでは2024年には、高校進学率は68%を越えた。都市部では76%と高く、農村部では64%ということで顕著な地域格差が存在するようだ。

 ちなみに日本で高校進学率が70%を達成したのは1965年である。ベトナムの1人当たりGDPは2023年に4300ドルである。日本は1960年に4500ドルを超えている。高校進学率・1人当たりGDPで推し量ると、ベトナムは1960年代高度成長期の日本に比肩する水準なのであろうか。

朝から深夜まで勉強漬けのベトナムの高校生活

 12月10日。ニャチャンのホステルで夕食後にハノイの大手広告代理店で働くアラサー女子とおしゃべり。ハノイ近郊出身の彼女はハノイ市内の高校に進学して寮生活した。寮生活は規則が厳格で寮生は全員が毎朝7時から校庭をランニング。2年・3年になると午前8時から午後7時まで授業。その後は学科毎の少人数の特訓、自習時間があり午前零時頃就寝という毎日だったとのこと。国立大学進学は競争が熾烈で高校卒業試験・大学共通入学試験にて高得点を獲得するために猛勉強したという。

 ちなみにホステルのオーナーによるとニャチャンあたりの高校では、授業は午前7時~午後4時半が一般的という。そのあとは希望者には特訓クラスが午後9時頃まであるという。現在ベトナムの大学進学率は30%弱であるが、都市部のいわゆる進学校では中国・韓国式の詰め込み受験教育を実践しているようだ。

以上 次回に続く

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