伝え、考え続けなければ「平和がわからなくなる」
林家正蔵さんと、二代目林家三平さんは「時忘れじの集い」の前後で、個別に取材陣の質問に答えたが、その思いは同じだった。
正蔵さんは、「ご遺体がたくさんある焼け野原で、家をなくし、苦労した母の思い。私自身は経験していないが、母の言葉は身に染みている。今度は私の言葉で、子どもたちに伝えていく。そしてまた、子どもたちが自分の言葉で、平和を伝えていけるように。戦争が終わるまで、いや、終わっても続けていくことが使命だと思っている」と語った。
三平さんも「母は戦争の辛さ、いろんなことを教えてくれた。今度は私がライフワークとしてみなさんに伝えていく。特に若い人、子どもたちへつなぐ “接着剤”にならなければ」と語った。そして、世界情勢が不透明感を増し、国内では戦争体験の語り部が減りゆく現状を受けて「戦争のことを伝えるだけなく、皆で考えるフェーズに変わってきている。そうしないと、平和がわからなくなってしまう」と述べた。
