2026年3月30日(月)

戦災樹木を巡る旅

2026年3月30日

伝え、考え続けなければ「平和がわからなくなる」

 林家正蔵さんと、二代目林家三平さんは「時忘れじの集い」の前後で、個別に取材陣の質問に答えたが、その思いは同じだった。

取材に応じる林家正蔵さん

 正蔵さんは、「ご遺体がたくさんある焼け野原で、家をなくし、苦労した母の思い。私自身は経験していないが、母の言葉は身に染みている。今度は私の言葉で、子どもたちに伝えていく。そしてまた、子どもたちが自分の言葉で、平和を伝えていけるように。戦争が終わるまで、いや、終わっても続けていくことが使命だと思っている」と語った。

正蔵さんは園児と同じ目線で語り掛ける

 三平さんも「母は戦争の辛さ、いろんなことを教えてくれた。今度は私がライフワークとしてみなさんに伝えていく。特に若い人、子どもたちへつなぐ “接着剤”にならなければ」と語った。そして、世界情勢が不透明感を増し、国内では戦争体験の語り部が減りゆく現状を受けて「戦争のことを伝えるだけなく、皆で考えるフェーズに変わってきている。そうしないと、平和がわからなくなってしまう」と述べた。


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