日本人とインド人がともに盛り上がった週末
会場を歩くと、日本人とインド人が入り交じり、同じ空間を楽しむ光景が広がっていた。インドの住友不動産が無料で提供した輪投げ・書道・型抜きといった体験ブースには長い列ができ、多くの日系企業の日本人駐在員が会社や役職の枠を超えてボランティアスタッフとして対応していた。
インド人バンドの演奏によるカラオケ大会には、日本人のみならずインド人も参加し、日本語の歌を歌う。また三味線バンドの演奏や日本人インフルエンサーによるインド演舞、日本から来たアイドルの歌唱などで大いに盛り上がっていた。
フィナーレを飾ったのは「上を向いて歩こう」。日本人とインド人が肩を並べて盛り上がる光景に、思わず胸が熱くなった。
唐揚げを頬張りながら話してくれたムンバイの女性は、「クレヨンしんちゃんで小さい頃から日本文化に親しんできた」と言う。「食べ物もパフォーマンスも好き。こういう場は日本企業とのコネクションを作る機会にもなる」。少し日本語も話せるという彼女の表情は、祭りを心から楽しんでいるようだった。
アイドルのコスプレで来場した別の女性は、日本の女性アイドルグループのメンバーの熱心なファンで、2018年頃から追いかけているという。本職はアニメーター。「アニメを見ながら独学で日本語を覚えた。機会があれば絶対に日本に行ってみたい」と目を輝かせた。
こうした熱量は、出展する日本企業側も肌で感じている。出展したある企業の担当者は、「自社製品を知ってもらういい機会になっている。また出展するタイミングを計りたい」と語る。別の企業の担当者は「反応が面白い。日本と似た傾向もあれば、日本とは違うものが売れることもある」と話し、販売現場で得た消費者インサイトの価値を強調した。
