オトナの教養 週末の一冊

2015年3月20日

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本多カツヒロ (ほんだ・かつひろ)

ライター

1977年横浜生まれ。2009年よりフリーランスライターとして活動。政治、経済から社会問題まで幅広くカバーし、主に研究者や学者などのインタビュー記事を執筆。現在、日刊サイゾーなどに執筆中。ブログ:http://golazo-sala.cocolog-nifty.com/pinga/

――すでにある資料ですからね。他にありますか?

岩瀬:大学に政府から予算が入るのですが、大学は非常勤しか雇ってくれません。やる気のある学生がいても、これでは雇用不安が起き、進められません。

 たとえば、都道府県で公益法人のようなものを作り、そこにこれまで出されていた予算を移し替え、人を雇えば、今の予算でも安定雇用が実現するかもしれない。それくらいの工夫はして欲しいと思いますね。

――本書をどんな人に薦めたいですか?

岩瀬:一般の方に読んで欲しいですね。日本の解剖率が低いのは、日本人が解剖嫌いだからだと信じている人が多い。でも、日本では遺体を火葬するのが普通で、究極の死体損壊に誰も抵抗を感じていないことを皆さんどう考えるのでしょうね。

 現場の警察官の方々は結構読んでくれているようです。しっかりと解剖できる機関があれば、彼らだって依頼したいはずです。でも、そういった現場の気持ちを中央官庁は無視し、CT検査やリトマス試験紙などを使った簡易な薬物検査をすれば犯罪性がわかるというような間違った言説がまかり通る現状を放置しています。そういった意味では、お役人の方々が本来お飾りでないことを考えていただくためにも警察庁の幹部の方や、国家公安委員長にも読んで欲しいですね(笑)。

  
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