2024年11月17日(日)

今月の旅指南

2015年7月24日

 通りを埋め尽くすのは、赤や青、金銀で彩られた華やかな傘の波。鳥取市の市街地で毎年繰り広げられる「鳥取しゃんしゃん祭」は、まさに市民総出の一大イベントだ。祭りの名称の「しゃんしゃん」は、傘に取り付けられた鈴の音と、市街にある温泉が湧く音に由来するのだとか。

 鳥取しゃんしゃん祭振興会事務局の小橋裕美さんによると

 「現在の形でお祭りがスタートしたのは昭和40年(1965)のこと。この年に鳥取県の伝統芸能『因幡の傘踊り』を、誰でも踊れるようにアレンジして、祭りの核となるしゃんしゃん傘踊りが誕生しました。昨年は50回を記念して、ギネス世界記録にチャレンジし、『最大の傘踊り』に認定されています」

 祭りは、13日の前夜祭から15日の市民納涼花火大会まで3日間にわたって行われ、38万人の観客が訪れるという。4千人を超える踊り手が若桜(わかさ)街道をはじめ、市街地を踊り歩く「一斉傘踊り」は、14日の開催。この日限定で、しゃんしゃん傘踊りの振付を教えてくれる、体験コーナーも特設される予定。

色鮮やかな傘の花が開く光景は圧巻

 14日以外にも、パレードやステージイベントで、しゃんしゃん傘踊りが披露されるので、3日間のうち、どの日に行っても華やかな傘踊りを目にすることができる。

鳥取しゃんしゃん祭
<期間>2015年8月13~15日
<会場>鳥取市・若桜街道など(山陰本線鳥取駅下車)
<問>鳥取しゃんしゃん祭振興会事務局 ☎0857(20)3210
http://tottori-shanshan.jp/

*情報は2015年6月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2015年8月号より

 

 

 

 


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