他にも「タイゴルフあるある」といえば、タイではゴルフギアの値段はそこそこ高く、日本の方がはるかに安いという事実。これは流通量や流通コストが背景にあるため、いかんともしがたい。だからこそタイに駐在が決まった場合、日本から持ち込むことをおすすめする。
そして、最後に日本の読者の方が明日タイに着いても、すぐにゴルフができる方法を説明しておく。まずはゴルフ場探しだが、前述したようにバンコクから1時間以内の整備されたところがおすすめ。ちなみに下記は超名門ではないが、値段、距離、クラブハウスの充実度という意味でそれなりに満足できるだろう。
レイクウッドカントリークラブ、キアタニカントリークラブ、ロイヤルレイクサイドゴルフクラブ、ユニコグランデなどが駐在員御用達で、週末は多くの日本人で賑わっている。ちなみにキャディとは別に、日よけの傘持ちのためだけにカワイイコンパニオンを頼めるのが、パンヤインドラゴルフクラブ。そして、女子大生キャディが多く在籍するパインハースト ゴルフ&カントリークラブなどは、駐在員にとって誰もが知るところ。
予約は電話で可能。英語が必要になるが、何も難しいことはない。日時と人数を伝えれば、事務的に対応してくれる。
問題となるのが、現地への移動手段だが、これも実はさほど難しくはない。「タイ 送迎」とネット検索すれば、いわゆる送迎バスのサイトがいくらでも見つかる。日本人が電話対応してくれて、当日もホテルの前まで迎えに来てくれる。値段も半日拘束で約1500Bくらいからあり、数人で割ればたいした金額ではない。タクシーは、タイ語が少しでもできないと難しいため、あまりおすすめはしない。
また、ゴルフクラブはどこのゴルフ場でも基本的にレンタルできる。予約時にその旨も伝えておくのが無難だろう。もちろんシューズも用意している。
タイのゴルフ事情は、非常に快適そのもの。一度、その体験をすれば、「ゴルフ天国」たる所以が理解できるはず。ぜひ堪能してもらいたい。
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