年表でわかる米中の貿易摩擦の本質

日米中の経済関係年表を作成してみると、これまで自分なりに漠然と認識してきた日米中に総合関係並びに米中貿易戦争の本質がより明確に見えてきたようなので、みなさんと共有したいと思い、整理してみた。

20兆米ドルに及ぶ習近平政権の「隠し資産」とは？

12月22日、アフリカのソマリアにある中国和平統一促進会や東部アフリカ中国和平統一促進会などが全世界の華僑華人社会に向けて、「覇権・迫害・ニセ人権に反対し、カナダ政府に対し孟晩舟女士の無条件釈放を要求する共同宣言」への署名を呼びかけた。

中国が「異なる2つのシグナル」を発する時

中国は、明言しないものの、「見れば分かるだろう」と言わんばかりの行動をとることがある。こうした行動に関する中国政府等の発言は、他国にとって、中国の意図を理解するためのシグナルになるのだ。しかし、最近の中国では、一つの事象に関して2つの異な…

7兆円をチラつかせても中国を止めることはできない

米中対立で大混乱となったAPECの背景

東南アジアを巡って、中国は「一気呵成の業」で動いているわけではない。今こそ我われは歴史と冷静に向き合い、現実を冷静に見直すことが求められている。

日本の対中ODAに感謝すべきか否か自問する中国…

先月の安倍晋三首相訪中時に40年間続いた対中ODAが終了する旨安倍首相から伝達し、これに関し、中国のメディアでも色々な意見が述べられた。

北朝鮮の不安定化、米国との衝突を避けたい中国の…

国際社会の警戒感が緩んだ機に乗じて、中国やロシアが、朝鮮半島の段階的な非核化と北朝鮮に対する制裁の緩和を公に主張し始めている。しかし、中国自身の警戒が解けた訳ではなさそうだ。

台湾問題、米国の圧力と譲歩できない中国の反発

人民解放軍の思惑は？

台湾の独立を許すようなことがあれば、中国共産党指導部の権威は失墜し、政敵からの批判にさらされるばかりでなく、国民からの信頼も失ってしまう。それ故、中国は台湾に対する軍事的圧力を高めざるを得ない。

米中貿易戦争に困惑する中国のビジネスマンたちの…

最近国際的に活躍する中国の民間企業のオーナー、経営者たちと米中貿易戦争について意見交換する機会があり面白い話を聞けたので読者の皆様とシェアしたい。

中国を抜きに北朝鮮の非核化などあり得ない

奇妙極まりない金王朝を誕生させた最大の要因が朝鮮戦争にあるからには、朝鮮戦争の一方の当事者である中国が絡まないかぎり、「不可逆的な非核化」はシンガポール会談への打ち上げ花火に終わってしまう可能性は大だ。

北朝鮮問題を対米交渉のカードにしたい中国

米朝首脳会談をめぐる各国の駆け引きと思惑。中止騒動の背景には、米国の圧力に耐えかねた金正恩委員長が、米朝首脳会談を目前に、習近平主席に助けを求めた可能性がある。

ニセモノが出回るほど人気！30周年の香港週刊誌

日本から遠く離れた海外のどこかの町で、日本の週刊誌をコピーしてまで読んでいる日系人があるのかどうか。いやコピーしてまで読みたいほどの内容の週刊誌を、現在の日本は持っているかどうか。

北朝鮮問題と中米貿易戦争に見る中国の本音

中国は、大いに面目を失った。中国は、北朝鮮に影響力を及ぼせる国として、面子が立ってきたわけだから、それが実は違ったということが、国際社会で表面化し、金に「中抜き」されて、勝手にアメリカと商売を始められたと巷では言われているよ。

中国と北朝鮮がひそかに「忖度」した相手とは

中国にせよ北朝鮮にせよ、プロパガンダは得意中の得意であり、自家薬籠中のものだろう。しかも中国側の芸術団が平壌で金正恩夫妻を前にしての公演というからには、なんらの意図もなく演目が選定されるわけがない。なにか政治的意図があろうと考えるのが常識…

米朝対話に中国を巻き込む北朝鮮、逃げ切りは成功…

中朝両国は、5月に予定されている米朝首脳会談を前に関係修復を図ったと考えられるが、北朝鮮はこれまで、核兵器開発問題に関する対話の相手は米国のみだとしてきた。

最弱の帝王・習近平はいかにして一強体制を築いたか

昨秋の第19回中国共産党全国大会、そして今春の人民代表大会を経て習近平政権の「一強体制」はいよいよ鮮明になった。当初は「共産中国最弱の帝王」だったはずの習近平主席が江沢民、胡錦濤を飛び越えて毛沢東、鄧小平の域に達した背景には何があるのか。

中国が米国に感謝するが、日本には感謝しない理由

年初アップさせていただいた、『中国のネット経済は経済発展の原動力にはなりえない』に対し、アジア近現代史学者でチャイナウオッチャーでもある先生から感想のメールをいただいた。

中国の「中小都市」を狙う日本人起業家

中国ベンチャーを理解するための5つのキーワード（5）中小都市

「北上広深」と呼ばれる北京・上海・広州・深圳を中心に大都市をターゲットとしたサービスは大量に存在し、レッドオーシャン化している。ブルーオーシャンは中小都市。都市化の途上にある中小都市では市場のパイが拡大を続けている。

「AIバブル」の先を見据える中国若手エンジニア

中国ベンチャーを理解するための5つのキーワード（4）AI

中国政府は2030年までにAI（人工知能）産業を世界トップ水準にすると掲げている。バイドゥ、アリババ、テンセントなどの大企業がAIを扱う技術者を大量に養成しており、スタートアップにもこうした人材が流れ込み、各分野でAIを使った新たな展開が…

大企業社員、弁護士、記者、あらゆる若者が起業家…

様々なバックグラウンドの起業家たち（3）

一流企業の社員、高収入の弁護士、検事、大手メディアの記者……中国の起業家の前職は実にさまざま。起業する理由も十人十色だ。あらゆる人材がベンチャー界に身を投じている。

ベンチャーを成功させるために変わり始めた中国政府

中国ベンチャーを理解するための5つのキーワード（2）官の支援

アメリカに次ぐ規模のベンチャー市場を持つ中国。人口の1割が起業家とまで言われる事態はどうもたらされ、今後どうなっていくのか。5つのキーワードから読み解く。