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2019/07/16 斎藤 彰全米学生が抱え込んだローン(student loan)総額が1兆6000億ドル(約160兆円)という空前規模にまで膨れ上がり、返済免除措置の是非めぐり、来年大統領選の民主党有力候補の間で大きな争点となっている。
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2019/07/16 岡崎研究所地球温暖化問題の深刻化で、環境問題が欧州の政治で重要な役割を果たすようになっている。炭素税導入はじめ環境対策をとる欧州諸国による関税付与は一層進むであろう。ただ、米国などの気候政策を変えるとは考えにくい。
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2019/07/15 樫山幸夫韓国得意の告げ口外交を久々にみた。以前にもまして派手、活発というべきか。康京和外相が7月11日、日本からの輸出規制に関連して、米国のポンペオ国務長官に電話で韓国の窮状を訴えた。米国に日本を説得させようという思惑があからさまだが、大量破壊兵…
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次期保守党党首確実のジョンソン氏の甘い見込み
2019/07/15 岡崎研究所メイ英首相の保守党党首辞任に伴う党首選挙は、ジョンソン氏の勝利が確実とみられる。すでにBrexitについて語っており、離脱協定を解体して交渉を図るものだが、EUは再交渉しないと言っている。EUとの間に合意が成立しなければ、自然と「合意なき…
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台湾の民主化がもたらした「自由の苦い味」
2019/07/13 早川友久台湾のニュースでは対極的な二つの光景が流されていた。ひとつは香港での「反送中デモ」、もうひとつが台湾で起きたエバー航空労組によるストライキだ。私は香港と台湾というこの二つの光景を見比べて、台湾の民主化がもたらした「自由の苦い味」を感じずに…
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2019/07/12 樋泉克夫タイで発行されている『世界日報』の最近の社説から、日本に深く関係する「日本の韓国制裁はグローバル経済大乱の前兆」(7月6日付)に注目し、以下に要旨をつづってみた。なお、同紙は一貫して韓国を「南韓」と表記している。
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2019/07/12 畑中美樹イスタンブール市長選で与党候補が敗れ、求心力が低下するエルドアン大統領。さらに、内政だけでなく外交でも窮地に追い込まれ、まさに内憂外患の様相を呈している。
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2019/07/12 岡崎研究所盤石のように見られがちなプーチン大統領の支持低下が目立つようになっている。青年層のプーチン離れが著しかったが、今やそれに限らない。クレムリンによる社会統制力も落ちており、「レームダック化」こそ、今の最大の問題であるように思われる。
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2019/07/11 佐々木伸ペルシャ湾の出入り口ホルムズと紅海の出入り口であるバベルマンデブ両海峡の航行の安全を守るためトランプ政権が練ってきた「有志連合護衛艦隊」(センチネル作戦)が遂に結成されることになった。2、3週間以内にも始動する見通しだが、輸入原油の8割以…
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2019/07/11 海野素央本稿では、仮にハリス上院議員が民主党の本命になった場合、ドナルド・トランプ米大統領がどのような「ハリス攻略法」を選択するのかに関して解説をします。そのうで、ハリス氏の課題について述べます。
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政治・経済から文化・スポーツまで5本の柱
2019/07/11 岡崎研究所G20大阪サミットの前夜、東京では、フランスのマクロン大統領夫妻を公式実務訪問賓客として迎えた。日仏首脳会談を行い、今後5年間の関係指針をまとめた文書が発出された。安全保障や産業、文化・スポーツなど5本柱で関係の強化は期待できよう。
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2019/07/10 立花 聡中国撤退。フランスの大手スーパー、カルフールはついに踏み切った。同社は中国部門の株式80%を、家電量販大手の蘇寧易購集団に48億元(約750億円)で売却することに合意。もてはやされてきた13億人の巨大中国市場を背景に、我が世の春を謳歌して…
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2019/07/10 海野素央今回のテーマは、「ハリスの奇襲攻撃」です。「トランプと戦うのは誰だ? 早くも始まった20年米大統領選」で紹介したカマラ・ハリス上院議員(民主党・米西部カリフォルニア州)が、6月27日に行われた1回目の米民主党候補者テレビ討論会において、支…
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2019/07/10 岡崎研究所大阪でのG20サミットで、米中首脳会談を国際社会が注視するなど、中国が経済力を背景として、世界的影響力を強めてきている。しかし、それが自由な市場、法の支配、言論の自由などの基本的人権や、民主主義に悪影響を及ぼすのには、対抗していくべきだ …
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2019/07/09 佐々木伸イランは核合意で定められた低濃縮ウランの貯蔵上限や濃縮制限を相次いで破り、座して米制裁に甘んじることのない意思を鮮明にした。対立するトランプ大統領は「気を付けろ」と脅しまがいの捨て台詞を吐き、軍事的緊張の高まりで原油価格も上昇した。両者が…
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2019/07/09 岡崎研究所トルコのイスタンブール市長再選挙の結果は、「地殻変動」と呼び得るものとなった。敗北に強い不満を抱いたエルドアン大統領と与党AKPが求めた再選挙で、敗北。エルドアンの求心力に打撃を与えることは確実である。
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2019/07/08 澤田克己日本政府による化学製品の韓国向け輸出手続き厳格化に、韓国で反発が広がっている。それは不思議ではないが、反発ぶりを伝える報道には注意すべきものがある。
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2019/07/08 斎藤 彰先のG20大阪サミットの場で行われた米中首脳会談は、習近平国家主席にとってほぼ満足に近い結果となった。対するトランプ大統領は、最大の懸案貿易問題で譲歩を余儀なくされた。その背景を子細に分析すると―。
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北マケドニアとアルバニアとの加盟交渉の同時開始を
2019/07/08 岡崎研究所EU外相理事会は北マケドニアとアルバニアとの加盟交渉開始に関する決定を先送りした。「拡大疲れ」で交渉開始に反対する国もあるため。ただ、「バルカンは欧州の火薬庫」という言葉の通り、バルカンの政治・経済的安定を維持することはEUの利益である。
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2019/07/07 樋泉克夫中国西南辺境を旅した明治人たち。将来の中国における権益をめぐっての戦いに備えたものだった。中国権益をめぐる列強の戦いは、苛烈だった。中国辺境各地で、多くの無名の日本人が黙々と働いていたことだろう。明日の日本のために。
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