チベットとウイグル 中国の二大少数民族問題

中国は新彊を基地として中央アジア、パキスタンとの経済関係を発展させ、この地域での覇権を樹立するという戦略を今後も追求し続けるだろう。

中東の柱・エジプト安定の必要性 米国の法律と…

オバマ政権は、エジプトの政変を非難しつつも、モルシ追放について軍事クーデターという表現を慎重に避けている。米国の今後の対応は…

米中戦略経済対話は効果なし

米中戦略経済対話では、環境問題での協力がほとんど唯一の具体的成果となった。中国が他の問題で態度を和らげることはないだろう。

米サイバー司令部の将来

サイバーセキュリティには試行錯誤が付きもの

米サイバー司令部の将来に関して、最も安上がりな、現状維持かNSAとサイバー司令部の分離が最も可能性があると言われているが…

安倍総理が直面する「4つの課題」

参議院選挙後の安倍総理には、改憲、原発、アベノミクス、自民党、の4つの課題が待ち受けている。いずれも一筋縄でいく問題ではない。

理想から実取引へ アフリカ開発は三現主義で

アフリカとの実取引が増えない限り、開発は机上の空論で終わるのではないだろうか。現場・現物・現実の「三現主義」の重要性を訴えたい。

南シナ海における中国の海洋進出 「大小の棍棒…

最近の中国の南シナ海における行動の特徴の一つとして、軍事的・非軍事的船舶の両者を使い、「大小の棍棒をもった」政策の打ち出しがある。

朝鮮半島非核化 中国の本音と建前

中国は、北朝鮮の非核化を建前として支持するとしても、北朝鮮の体制を不安定化させるような圧力を掛けることはしないだろう。

アジア軽視は 第2期オバマ政権の課題

ケリー国務長官のアジア軽視の姿勢を、厳しく批判する声がある。アジア太平洋重視派の不満は募る。一方、中東が動いていることも見逃せない。

イチゴやマンゴーもとれる！ ブルキナファソ …

金・綿花に続く農産品の発掘を

「暑くて乾いた土地」のイメージがあるアフリカ・ブルキナファソ。実は農業のポテンシャルが高いと言われている。その課題と可能性は…

中露接近の真相と対米関係

日本がロシアとの関係を良くして対中牽制をすることが出来ると考えるのは幻想だ。ロシアは中国と協調せざるを得ないと考えたのだろう。

台湾 孤立化と統合の攻防

フィリピンによる台湾漁船銃撃事件から得られた教訓は、台湾を外交的に孤立させるべきでないということだ。地域に外交的に統合するべきだ。

強まる欧米のイラン包囲網 庇護したいロシアも…

核開発問題やシリア問題などで欧米諸国と厳しい関係にあるイラン。そんなイランを庇護してきたロシアも、抱える事情は複雑だ。

中国経済は凋落するのか

多くの深刻な問題を抱える中国経済。崩壊に至らないまでも、混乱し低迷する危険はある。

台湾めぐる米中関係

「入島、入戸、入心」を掲げる中国

今後台湾内部では、中国との間にどのような関係ないし距離を保つのが適当か、従来以上に緊迫した論議が戦わされることになるだろう。

綺麗ごとではすまされない シリア介入論

シリアの内戦の混乱を放置するのは最悪の選択肢であり、米国と反政府勢力との間に強固な関係を築くことが必要である、という声があるが…

「台湾の夢」と「一つの中国」

中国に中国の夢があるならば、台湾にも台湾の夢がある―。台湾の自主独立の行方、米国の態度は…

イランの将来 民意と独裁政治の「綱引き」

イランの将来は、改革を希求する民意とハメネイの神権独裁政治との綱引きであり、どちらが強いかの判断によって、楽観論と悲観論に分かれる。

尖閣問題 日中は「どっちもどっち？」

国際社会へ正しく訴えよ

知日派とされるカート・キャンベル元米国務省アジア・太平洋担当次官補でさえ、尖閣問題に関しては日中を同等に扱おうとするようだ。

米国の中東政策と穏健勢力

混迷を深めるシリア情勢。米国は「穏健勢力」を支持すべきという声があるが、そういった勢力が中東においてどれほど存在感があるだろうか。