解体 ロシア外交
紛争、エネルギー、政治、経済など様々な外交カードを所持し、それを絶妙なタイミングで切るロシア。日本の隣人でありながらその内側がなかなか見えない大国に、不気味な印象さえ抱く。ロシアの外交、そしてその動きの背景を、ロシアと周辺国事情に詳しい著者が読み解く。
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2019/04/26 廣瀬陽子
ウクライナで新大統領が誕生した。コメディアンで俳優のウォロディミル・ゼレンスキーである。政治経験のないこの新人大統領を、緊張関係にあるロシアはどのように見ているのだろうか。
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北方領土訪問記(後編)
2018/09/06 廣瀬陽子8月末に国後島と色丹島を訪れた。最初の印象は、根室から肉眼で見ることもできる近い島なのに、大変遺憾ながら、遠い島と感じてしまった。ロシアの実効支配が進む現地では、同様に人々も日本に対して心理的距離があり、複雑な思いを抱いているようだ。
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北方領土訪問記(前編)
2018/09/05 廣瀬陽子2018年8月末、台風20号が迫り来る中、ビザなし交流の枠組みで北方領土の国後島と色丹島に訪問する機会をいただくことができた。今回の訪問で一番驚き、またショックだったのがロシアによる北方領土の発展が目覚ましく進んでいたことである。
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2018/03/19 廣瀬陽子
3月18日にロシア大統領選挙が行われた。現職のプーチン大統領の再選は間違いないと世界は見ていたが、プーチン本人は勝ち方に極めて過敏になっていたという。選挙はプーチンの期待通りの結果だったのだろうか、また、今後のロシアはどこに向かっていくの…
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2017/12/04 廣瀬陽子
北朝鮮の国際的孤立が深まる中、ロシアは奇策も用いながら支援を続けている。死活的利害がないにもかかわらず、ロシアはなぜそのような行為を続けるのだろうか。
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2017/05/31 廣瀬陽子
中露が関わるプロジェクトは、地域発展を目指すものやエネルギー関連の協力強化が主軸となっており、経済規模も大きい。一方で、ロシアの期待が裏切られているのもまた事実だ。
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2017/01/10 廣瀬陽子
ロシアが米国選挙に際して情報によって影響を与えようとするのは、ソ連時代から続いてきたことであり、決して新しいことではない。
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ソ連時代の悪しき慣習の再来?
2016/07/12 廣瀬陽子ソ連、そしてロシアにとって、スポーツは歴史的に国威発揚を図るとともに欧米に並ぶ「大国」であることをアピールするための重要な手段であった。
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2016/06/08 廣瀬陽子
そもそもロシアはNATOの存在それ自体に大きく反発している。加えて、NATOの拡大や反ロシア的な動きに対し、常に反発し、時に対抗措置もとってきた。
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トルコ軍によるロシア機撃墜で広がる余波
2015/11/25 廣瀬陽子テロを西側との融和の好機にしようとするロシア。その一方で、新たなテロの脅威にもさらされている。
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AIIBとBRICS銀行が、IMF、ADBに取って代わると宣言
2015/08/20 廣瀬陽子ロシアで行われたBRICS、SCO両会議。ブレトン=ウッズ体制とドル基軸体制に実質的な最後のとどめを刺した。
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2015/05/11 廣瀬陽子
モスクワで開かれた対独戦勝70周年を記念する式典・軍事パレード。欧米との関係が厳しくなっているなかで、ひときわ重要な意味を持った。
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中国主導のAIIBに参加するロシア
2015/04/09 廣瀬陽子欧米主導の対露制裁は、効果が出ていないどころか米国の世界経済戦略を脅かす結果すら生んでいる。その趨勢を刺激しているのが中国であり…
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2015/01/13 廣瀬陽子
昨年末からロシアの経済状況がかなり深刻になっていることが日々伝えられている。その影響はロシア国内のみならず、国際的にも広がり…
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2014/10/29 廣瀬陽子
オバマ大統領が挙げた世界の3つの脅威―。エボラ、ロシア、ISIS。しかし、ロシアにとってはISISも大きな脅威となっているようだ。
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2014/09/19 廣瀬陽子
ウクライナ東部で続いていた親ロシア派とウクライナ政府の間に停戦が成立したが、それは平和や問題解決を意味するものではない。
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欧米・ロシアの間でバランスをとる日本
2014/08/14 廣瀬陽子マレーシア機撃墜事件によって対露制裁に及び腰だったEUがロシアへの態度を硬化させた。北方領土問題を抱える日本の置かれた立場は…
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