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2020/11/10 岩城薫
トランプ米大統領の手で過去4年、最も痛い目に遭ったのは米国内に暮らす外国人だ。「移民の国」という看板は踏みにじられ、さまざまな民族が共存する「実験国家」のイメージは地に落ちた。トランプ氏が消えたとしても、イメージを回復するのは容易ではない。
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2020/09/14 岩城薫
独裁者マドゥロ大統領と、西側が支援するグアイド国会議長で国が分断し、元から国民の3割以上が国外に逃れるなど崩壊寸前だった南米ベネズエラを、コロナ禍が直撃した。国庫は底をつき、マドゥロは政府資産凍結解除を狙い〝敵国〟米国の顔色を窺い始めた。
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2020/04/14 岩城薫
ブラジルの先住民族から初めて新型コロナウイルス感染者が確認された。このニュースはブラジル全土80万人を数える先住民族とその支援に当たる関連団体に重く響いた。その背景には、先住民族の保護策を次々に打ち切るボルソナロ大統領の問題がある。
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2020/02/13 岩城薫
現在、イタリアで一番目立つ政治家、マッテオ・サルビーニ氏。虎視眈々と首相の座を狙う元極右の彼の盛衰が、イタリア政治の今後の見どころとなるだろう。
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2019/11/13 岩城薫
1950年代のヒマラヤ開拓の時代から半世紀が過ぎ、登山は安全にはなった一方、登山スタイルから独自性やきわどさが減り、穏健な登山が増えている。
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2019/01/10 岩城薫
ブラジルの新大統領に就任したジャイル・ボルソナロ氏。トランプ米大統領に似た毒舌や本音の言葉で人々の人気を集めるが、取り返しのつかない選択に踏み切る危険性をはらんでいる。
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2018/07/25 岩城薫
7月1日にメキシコで行われた総選挙直後、「選挙で候補者ら132人殺害」という話題が世界を巡った。今の日本から見れば考えられない話だが、その真相とは。
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2018/05/18 岩城薫
南米最南端の山岳、平原地帯パタゴニア。この一帯で第二のイスラエル建設が進められているという噂が広がっている。その背景にあるものとは一体何なのか――。
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2018/02/22 岩城薫
米国の経済制裁で資金調達に悩むベネズエラ政府は、仮想通貨に手を伸ばす。2300%超えのインフレ率が予想される同国の仮想通貨が果たして売れるのか。
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2017/12/14 岩城薫
政府とゲリラが和平合意文書を結び1年が経つコロンビア。ゲリラの頭目が大統領選出馬を表明し、非難を浴びているが、それは同国が抱える不安要素の1つに過ぎない。
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2017/10/20 岩城薫
コロンビアは昨秋、内戦終結をもたらしたサントス大統領のノーベル平和賞受賞で世界から脚光を浴びた。だが、大量の避難民の生活は、ほとんど改善されていない。
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2017/06/27 岩城薫
汚職による訴追、弾劾裁判での罷免などで歴代のブラジル大統領が失脚していったが、世界一の食肉加工会社兄弟幹部の暴露で、テメル現大統領にも汚職疑惑が浮上した。
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2017/05/22 岩城薫
超インフレ、食料不足、治安悪化・・・最悪な情勢の中、議会機能を停止させるなど独裁色を強めるマドゥロ政権。国民の抗議デモが続くが、政権が軟化する様子はない。
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2017/01/19 岩城薫
中南米を敵視し、差別を煽るトランプ氏。その言動に対し、米国のヒスパニックはみな、お先真っ暗と感じているかといえば、実はそうでもない――。
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2016/12/27 岩城薫
トランプ米次期大統領の歯に衣着せぬ過激な発言に世界が翻弄されているが、「トランプ旋風」を最も恐れているのは中南米だろう。
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2016/09/30 岩城薫
10年ほど前、中南米の貧困解消のモデルになるかもしれない、とまで言われたベネズエラは、今になって前政権の社会主義的政策のつけを払わされている。
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2016/08/12 岩城薫
EUからの離脱を決めた英国の国民投票はじめとするポピュリズムが席巻する欧州。それに対し、ポピュリズムの“本場”南米では、実務派への回帰が起こりつつある。
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2015/12/19 岩城薫
チリの首都サンチャゴではレンタサイクルが広がりを見せている。一部の利用を除き広がらぬ日本にとって、チリの事例はひな形となるのか。
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