著者紹介

高崎順子 （たかさき・じゅんこ）
Junko Takasaki
　在仏ライター

1974年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、出版社に勤務。2000年に渡仏し、パリ第四大学ソルボンヌなどでフランス語を学ぶ。著書に『フランスはどう少子化を克服したか』（新潮新書）など。


  • ＜世界２位のマンガ消費国・フランス＞ONE P…

    2024/09/18 高崎順子

    美食や芸術で知られるフランスには、実は日本文化の愛好家が多い。中でも、分厚いファン層を持つのは漫画で、日本に続く世界第２位の市場規模である。文化習俗も国民性もまったく異なるこの地で、漫画はどのように普及し、愛されてきたのだろう。

  • ＜育児休業は取りたくても取れない？＞現代の男性…

    休まないのは父親だけのせいなのか

    2024/08/09 高崎順子

    父親の育休取得の促進を狙い施行された改正育児・介護休業法が開始され、男性の育休取得は順調に向上しているようだ。しかしそれらの調査を細かく見ると、産業別に取得の差が開いている実態が浮かび上がる。何が育休取得を阻んでいるのか。

  • 進まぬ父親育休 本質は日本の「休めない働き方」…

    休まないのは父親だけのせいなのか

    2023/10/24 高崎順子

    父親の育休取得の促進を狙い施行された改正育児・介護休業法の開始から1年が経過し、男性の育休取得は順調に向上しているようだ。しかしそれらの調査を細かく見ると、産業別に取得の差が開いている実態が浮かび上がる。何が育休取得を阻んでいるのか。

  • 【限定公開】フランスの高出生率を支える　「家族…

    少子化に向き合う海外諸国　現地の専門家に聞く

    2023/09/18 高崎順子

    人口減少社会は日本だけでなく、諸外国にとっても喫緊の課題だ。フランスと中国の〝現在地〟を垣間見ながら、日本への示唆を読み解こう。

  • 骨太の方針掲げる子どもの「多様な学び」は誰が作…

    フランスの学童保育をヒントに探る

    2023/07/24 高崎順子

    今年の「骨太の方針」で、「多様な学び」を推進する記述に目が留まった。実現すれば、有益なのは間違いないが、「これを、誰がやるのだろう？」とも感じる。フランスには、そうした機会に触れられる公的支援があり、その担い手が明確に職業化されている。

  • 校則は変えられる 日本の「ブラック」報道に思う…

    2023/02/25 高崎順子

    日本中学・高校の、理不尽な校則が目につく昨今。そのような規則に「ブラック校則」の呼称を冠した報道が注目を集めているが、「ブラック」と批判すれば済む話ではない。フランスの校則文化から日本の校則事情を客観視してみたい。

  • 「使用済みおむつ」は親が持ち帰る？その信じ難い…

    2023/01/27 高崎順子

    加藤勝信厚生労働大臣が「使用済みおむつについて、保育所内での処分を推奨する」というニュースに驚いた読者も多いだろう。これはハードな日本の子育て環境を、端的に象徴している。

  • 「親の義務」から「社会の責任」へ　子育て先進国…

    2021/12/01 高崎順子

    日本と同様に少子化問題に直面しながらも、その後のV字回復に成功したフランス。子育て世代に対する厚遇を支えるのは「子どもは社会で育てるもの」という、国民の共通理解だ。