「本」の最新記事一覧
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『イギリス帝国盛衰記 グローバルヒストリーから読み解く』秋田茂氏インタビュー
2024/02/10 足立倫行秋田茂『イギリス帝国盛衰記』(幻冬舎新書)は、サブタイトルに「グローバルヒストリーから読み解く」とある。本書によれば、グローバルヒストリーとは「新しい歴史学」だ。従来の世界史は、西洋諸国を中心とした一国史の寄せ集めだった。狭い地域のタテの…
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2024/02/03 畑中三応子
ダイエットは、はやりすたりが激しく、大半が話題になったと思ったら、あっという間に消えている。そんななか、糖質制限のブームは長く持続して、すでに「現代人の常識」になった感すらある。なぜか。
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『将棋カメラマン 大山康晴から藤井聡太まで「名棋士の素顔」』(弦巻勝著)
2024/01/29 池田 瞬長年カメラのファインダーを通して棋士たちを見つめてきたカメラマンが、将棋界や棋士にまつわる思いを綴った。平成、令和と時が流れる中で、それぞれの時代に活躍するスターが現れ、時代を画した棋士は人々の記憶に長く刻まれている。
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一冊一会
2024/01/20 WEDGE編集部今月は、旬の小説をセレクトしました。さまざまな疑似体験、シミュレーションができるのが小説の醍醐味です。
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ブックカフェ「ハマハウス」選者のおススメ
2024/01/13 水代優日本橋浜町で、ブックカフェ「ハマハウス」を運営する、グッドモーニングス社代表の水代優さん。写真(上)にあるように、カフェに並ぶ本は、全て水代さんがチョイスしたもの。今回は、昨年、水代さんが読んで「イチ押し!」と思った本を紹介してくれます。
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2024/01/02 池田 瞬
2024年の始まりである。年の初めは多くの人が心機一転、新しいことに取り組もうと考える節目でもある。そんな年明けに読みたい3冊の本を紹介する。
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『ルポ新宿歌舞伎町 路上売春』高木瑞穂氏インタビュー
2023/12/30 足立倫行秋以降、コロナ後に人出の戻った新宿・歌舞伎町で、悪質ホストクラブに売り掛け金(ツケ)を背負わされ、女性客が売春する事例が相次ぎ、新たな社会問題となっている。この問題に早くから気付き、23年7月に『ルポ新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)を刊…
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一冊一会
2023/12/29 WEDGE編集部今月は「冬休みに読みたい一冊」をテーマにしました。未来予測、トヨタ、書評、科学と生命、問いを立てるです。
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『京都 未完の産業都市のゆくえ』有賀健氏インタビュー
2023/12/08 足立倫行京都の紋切り型表現に、すべて具体的な証拠を分析・反論、新たに「現実の京都」像を提示しているのが、京都大学名誉教授として半世紀以上も京都と関わってきた経済学者・有賀健さんによる『京都 未完の産業都市のゆくえ』(新潮選書)である。
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2023/12/03 池田 瞬
今年も気が付けばもう師走。何かと気ぜわしい季節だが、忙中閑あり。夜長を充実して過ごせる時期でもある。年末に新たな気づきを得られる本を3冊紹介する。
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『店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる 倉本長治の商人学』 笹井清範著
2023/10/29 池田 瞬昭和期の商業評論家で、長く続いた商業経営専門誌「商業界」の主幹を務めた倉本長治の言葉を解説しながら、商いに必要なものを探った本である。倉本自身は戦前から戦後にかけて活躍した人であるが、現代ビジネスの本質を突く内容も多く含まれている。
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藤井非三四『太平洋戦争に学ぶ 日本人の戦い方』を読む
2023/10/28 足立倫行軍事史専門家の藤井非三四氏による『太平洋戦争に学ぶ 日本人の戦い方』(集英社新書)は、普通ではない状態の日本人を知るために太平洋戦争(当時は大東亜戦争)の戦史、とりわけ敗因の検証を試みる。
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『百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術』近藤康太郎著
2023/09/30 池田 瞬書評執筆の仕事を長く続けているが、自分の読書について分析的に考える機会は意外と少ない。読書の秋を前に、あらためて本の読み方を自分なりにじっくり考えてみようと手に取った。著者の考える本の読み方をあますところなく伝授している。
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都会の鳥の生態学 カラス、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰』唐沢孝一氏インタビュー
2023/09/23 足立倫行ツバメ、スズメ、カラス、ヒヨドリ、キジバトなど、都会に生息する身近な野鳥は「都市鳥」と呼ばれる。『都会の鳥の生態学 カラス、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰』(唐沢孝一、中公新書)。彼ら都市鳥と人間との関係は時代と共に変わってきた。換言すれば…
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『今を生きる思想 宮本常一 歴史は庶民が作る』畑中章宏氏インタビュー
2023/08/26 足立倫行『今を生きる思想 宮本常一 歴史は庶民が作る』(畑中章宏、講談社現代新書)は、「今こそ読まれるべき思想家」を集めた講談社の現代新書100(ハンドレッド)シリーズの一冊である。
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2023/08/12 池田 瞬
夏休みを機会に普段読めなかった本をじっくりと読んでみるのも悪くない。こうした読書はこれまであたり前と思っていたことを新たな視点で捉え直すきっかけになる。これからご紹介する3冊で「見直しの夏」にトライしてみるのはいかがだろうか。
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『解剖 京都力』読売新聞大阪本社経済部・編
2023/07/23 Wedge ONLINE編集部京都が 多くの人々や文物、そしてお金を引きつけるのはなぜか。独自の取材で その秘密に迫ったのが 本書 『解剖 京都力』 である。大きな特徴は、新聞社の経済部の記者が中心となって、経済取材の視点から 現代の京都を捉え直した点にある 。
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『大久保利通「知」を結ぶ指導者』瀧井一博氏インタビュー
2023/07/22 足立倫行『大久保利通「知」を結ぶ指導者』(瀧井一博、新潮選書)は、大久保の足跡の詳細な検証から、そのような定説を覆し、帯文によれば「大久保論の決定版」と高い評価を受けた注目の一冊だ(第76回毎日出版文化賞受賞)。
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髙崎順子・著『休暇のマネジメント』書評インタビュー
2023/07/08 川崎隆司全国民が年間平均33日の休暇を取得するフランスの「バカンス」。その制度を維持するための国の仕組みを紐解き、日本への示唆を探る。
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『カオスなSDGs グルッと回せばうんこ色』酒井敏氏インタビュー
2023/06/27 足立倫行著者の酒井さんは2年前から静岡県立大学の副学長だが、それ以前は長く京都大学に勤務した。「自由の学風」で知られる京大では「アホなことをせぇ」と逸脱が奨励されたが、新たな任地では教える側も学ぶ側も非常に生真面目。
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