実態は危うい世界経済の回復

G20の「不均衡是正」は日本に自立を求めている

中国や米国の景気回復の実態は政策頼みで息切れは近い。日本をバブルに追いやった80年代を彷彿とさせるG20のメッセージの真意とは。

エポック社「TV地球儀」 頑固な主張が高めた…

武藤 明さん（ゲーム・トイ事業部マネージャー）

「日本おもちゃ大賞」イノベーション・トイ部門大賞に輝いた「TV地球儀」。社員の頑固な主張が、単なる玩具の域を超える製品を完成させた。

歯髄から臓器が再生できる!?

歯に秘められた再生医療の可能性

iPS細胞など再生医療への期待が高まるなか、今秋、歯髄の細胞バンキング事業が開始され、好調な滑り出しを見せている。

当面意義が見出しにくい東アジア共同体

あぶり出される経済外交の課題

鳩山外交の基軸になったかのように見える「東アジア共同体」。しかし、遠い夢ならともかく、いま必要な、第一歩目の戦略とはとても思えない。

エコカーめぐるメーカーの駆け引き

モーターショーでも盛り上がる「未来の車」

エコカーが揃った東京モーターショー。足元では、部品メーカーの囲い込みに走る完成車メーカー、市場を狙う電機メーカーの駆け引きが始まっている。

CO2「25％削減」 日本だけ成長を放棄する…

WEDGE2009年11月号特集

CO2「25％削減」 鳩山演説の払った犠牲

WEDGE2009年11月号特集

アフリカ進出の敵は中国・欧州勢

市場価値が高まるアフリカ。世界中が注目するこの地で、日本企業は持続性あるビジネスモデルの展開が成功のカギとなる。つまりは―。

日本は新たな国家像を創造できる

「市場と社会の両立」へ進む世界経済の潮流の先頭に立て

民主党政権の経済運営が大いに注目されるが、福祉国家を目指すならば中途半端に国民に甘いことばかり言うのは望ましくない。

タニタ活動量計「カロリズム」 顧客思いの社員が…

加藤 純さん（ヘルスケア部商品企画課）

消費カロリーがグラフ表示される活動量計「カロリズム」。営業時代に顧客の反応を鋭く捉え、健康サポートへの思いを形にした社員の自信作だ。

高速無料化は愚策

ニセ民営化を見直せ

民主党が目玉公約として掲げた「高速道路無料化」。この愚策を根本から問い直し、タダより高いものはないことに、国民は早く気付くべきだ。

賃金上昇でデフレ脱却を

デフレの怖さを直視せよ

デフレ傾向が再び強まっている。デフレは回りまわって消費者を直撃する。ぜひとも賃金下落を政策的にくい止めることが必要だ。

中国でバカ売れの日本製農機

盛況を素直に喜べないのはなぜ？

アジア市場では活況の日本製農機。しかし、それが国内の農家にマイナスの影響を与えているのはなぜなのか。

ハウス食品 「朝カレー」 食いだおれ社員の新提案

船越一博さん（レトルト・低温食品部チームマネージャー）

イチロー選手から火がついた朝カレーブーム。それを受けハウス食品の食いしん坊社員が開発したのは、レトルトの常識を覆す商品だった。

両党マニフェストに欠ける視点

バラマキ政策を成長戦略につなげよ

「生活」「安心」がキーワードになっている今回の総選挙。しかし、単なる所得再分配ではこれからの日本はやっていけない。

新興国に低価格モデル メーカーの勝算

新興国の市場争奪戦が始まっている。最も多いとされる「中間層」獲得のために、日本メーカーはどう動くか。

パナソニック「ルミックスG1」 ロスジェネ世代…

西崎聡子さん（DSCビジネスユニット企画グループ）

パナソニックのデジカメ「ルミックスG1」が女性を中心に売れている。企画者・西崎さんの、同性の視点を生かした“したたか”な開発に迫る。

欧米に劣る日本企業の収益力

付加価値をもっと上げる努力を

日・米・欧の大手企業について、利益率の推移を計算してみると、重要な事実が見えてきた。日本企業が抱える「弱さ」とは。

景気底打ちは嘘だ 役に立たない銀行

政府の言う底打ちは本当か。中小企業が苦しみ金融機関は役に立っていない。地域を見捨て、短期的な稼ぎを優先する銀行ばかりでいいのか。

ロボット産業の飛躍を阻む壁

産業用ロボットで世界シェア70％を占める日本だが、介護・医療・家庭用の分野では「後進国」に陥る可能性がある。早急に取るべき対策とは。