日本人秘書が明かす李登輝元総統の知られざる素顔

2019年11月11日

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早川友久 (はやかわ・ともひさ)

李登輝 元台湾総統 秘書

1977年栃木県足利市生まれで現在、台湾台北市在住。早稲田大学人間科学部卒業。大学卒業後は、金美齢事務所の秘書として活動。その後、台湾大学法律系(法学部)へ留学。台湾大学在学中に3度の李登輝訪日団スタッフを務めるなどして、メディア対応や撮影スタッフとして、李登輝チームの一員として活動。2012年より李登輝より指名を受け、李登輝総統事務所の秘書として働く。

 この夏、ハワイを訪れた。父が仕事を完全にリタイヤするというので念願だった「孫と一緒にハワイ」を実現させたのである。現在ホノルルには日本からLCCさえ就航しているが、70歳を迎えた父親の世代にとってはまさに「憧れのハワイ航路」だったことは想像に難くない。

 とはいえ私自身も初めてのハワイである。5歳の息子が一緒だったこともあり、手軽にホノルル周辺の観光スポットを半日で廻れる現地ツアーに申し込んだ。ティファニーブルーに輝く東海岸の海や、遠くに戦艦ミズーリが浮かぶ真珠湾を巡ったあと訪れたのが「モアナルア・ガーデン」という公園である。

 ガイドさん曰く、この公園は「日本人しか知らず、日本人しか興味がなく、日本人しか来ない」場所なのだそうだ。その謎は、園内にたくさん植えられている巨大な木にある。モンキーポッドという木の名前を聞いても分からない人が大半だろうが、「この木なんの木」の木といえば思い出す人が多いのではないだろうか。

モアナルア・ガーデン内のモンキーポッド(写真:筆者提供)

 日立グループのCMで「この木なんの木 気になる木」のメロディとともに画面に登場するのが、この公園に植えられているモンキーポッドの木なのである。ただ、この木はハワイでは決して珍しい木ではないため、日本人以外の観光客にとっては全く興味を持たれず、日本人以外の観光客もこの公園には足を運ばないというわけである。

 現在この公園は私企業が所有しているが、日立グループは自社の「代名詞」ともいえる公園の維持管理のため、年間40万ドル(約4,500万円)を負担しているそうだ。

 枕が長くなったが、実は台湾にも、日立グループにとっての「この木なんの木」と似たような木が存在する。しかもその木は昭和天皇お手植えなのだという。

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